お疲れ様です。
出来合いの浮かれた喧騒が一角を修羅の巷に化かしたようです。はにかみ屋も悲しがりも、運命的で無慈悲な濁流にのって均質的モンキーと変わり身します。形式的で靴擦れを起こした審美眼をかなぐり捨てて、頭がいいだけの昼夜も飛び越えて、ぶっ放した青い理性の発露が黄色い絨毯の上に炸裂します。澄み切った白い空を背負って、お為倒しの行列が気ままな本性を咆哮します。日頃の行儀良さもここでは道徳に適わない所業、絵の具でごまかした飾り付けにすら遠く及びません。「愛の力」とやらを時間いっぱいまで大声でがなりたて続けましょう。タイムオーバーに見捨てられ、野垂れ死にそうな酔いどれも、地べたを這いずり回っていずれは復活の糸を手繰り寄せます。絶望の淵は常に危ないから、白線の内側まで下がるように気をつけましょう。唖然としている間に一閃は時空を切り分けてしまいかねません。
今日は7連続練習からの新歓合宿を経ての練習ということで、皆口々に体が痛いとぼやいていました。練習自体はリカバリーだったので少しは疲労も抜けたんじゃないでしょうか。
また島根から深谷さんと堆くんがいらっしゃい(きてくれ)ました。
深谷さんは春季公認で4コメに出られるそうなので、気持ちでは負けないように僕も頑張ります。
名乗り遅れました。寺崎です。
訳あってこのようなオープニングになりました。
誤解のないようお願いします。笑
書くことがないので以下最近ふと考えたことを垂れ流す駄文ですがお許しください。
皆さんはミステリー小説は読みますか?
僕は、高校生の時にどはまりして1日1冊かそれ以上のペースで読んだりしていた時期があるくらいには好きです。
そして、話は変わりますが、僕は今大学院進学を考えていて、どのような分野に自分が本当に興味があるか自己問答している最中なんです。
そんな中で、ミステリーの分類と科学研究のいくつかのタイプが似ているな、と感じたのでつらつらと書いていこうと思います。
ミステリーには大きく分けて3つくらいに分類されます。
①フーダニット(Who done it?)
②ハウダニット(How done it?)
③ホワイダニット(Why done it?)
の3つです。(もちろんそれぞれオーバーラップはありますが)
フーダニットはいわゆる犯人当てクイズで、古き良きミステリーに多いです。容疑者たちのアリバイや、身体的特長(性別、利き手、身体障害、恐怖症)、過去のちょっとした言動などの伏線から、探偵が論理を積み上げていき、犯人を一人に絞ります。
ハウダニットのような派手さはありませんが、
超重要な伏線がしれっと紛れ込んでいたりするので、
注意を払いながら読みつつ、ああかなこうかなと予想し、
「答え合わせ」で、ああ~(納得)、となるのが主な楽しみ方です。
(僕が思う)
フーダニットと似ている物理の研究は、
既に解明されているものでは太陽の光の源についての研究があります。
20世紀より少し前には、太陽は重力エネルギーを源にして光っていると考えられていました。
ただよくよく計算してみると、太陽が重力エネルギーで光っていると考えると、太陽の年齢が地球の年齢よりも遥かに短くなってしまうという「矛盾」が生じてしまったため、
これじゃいかん!、となり頑張って研究した結果、太陽は核融合によって得られるエネルギーを源にして光っていると分かりました。
当時の人からしたら、「絶対こいつだろ!」って思ってたら、
探偵が「彼にはこの犯行は行えなかったはずだよ、ワトソンくん。犯人は彼女だ。」って言われた感じでしょうか。
現在進行中の研究では、ダークマター探索があります。
ダークマターは百年前、天文学者が銀河を観測してみると、
「何か回んの速くね?」ってなったことから存在すると考えられ始めた物質で、
弱く光る星、ブラックホール、ニュートリノ、その他の未知の素粒子などさまざまな「容疑者」がまな板の上にあげられ、
今まさに探偵による「答え合わせ」が行われている最中です。
令和のうちには「犯人は貴方だ!」が聞けるといいですね。
2番目のハウダニットでは、描写などから大体犯人は分かってます。
それでもその容疑者に圧倒的なアリバイがあったりして、それを証明することができない。
犯人が使ったトリックを解き明かし、不可能に思われた犯行を可能にするのが探偵の役目です。
現代物理学の根幹をなす
量子力学と一般相対性理論もハウダニット的な背景を持っています。
量子力学では、
「物質は粒子でもあり波でもある」
一般相対性理論では、
「重力とは時空の曲がり具合である」
という、驚愕のトリックによって今まで不思議で仕方がなかった現象が、スッキリとした論理で説明付けられていきます。
3つめのホワイダニットは犯人の動機に注目したミステリーです。
犯人はどういう動機で殺人を犯したのか?
や
なぜ犯人は首を切り落とす必要があったのか?
という疑問が物語の中核をなします。
フーダニットやハウダニットと結び付くことが多いです。
よく言われることですが、物理学はWhy?に答えることができません。
運動方程式やエネルギー保存則が「なぜ」成り立つのか?
と聞かれても、
「そうなってるから」としか言いようがないのです。
なので、ホワイダニットと物理学の研究とは結びつけれないなぁ、と思っていたんですが、
先日、超弦理論とはなんなのかを平易な文で説明してくれる本を読んだ(全然分かんなかった)ところ、
超弦理論ではなぜこの世が空間3次元時間1次元なのか、説明できるかもしれないらしいです。
凄いですよね。
さて、ミステリーには上の3つ以外に、「叙述(じょじゅつ)トリック」というカテゴリがあります。
叙述トリックは
物語終盤まで作者が、
読者の抱いている常識を利用して、
意図的に読者に誤った思い込みをさせます。
「女性の一人称は『俺』ではない」という通念を利用して、
本当は女なのに男であるように記述するなどです。
物語の中盤で「ん?」と思う箇所もあるのですが、思い込みの力は強く、読者は中々気づくことができません。
そして、最後の最後で「どんでん返し」をすることで、今まで読者が思い浮かべていた景色をぶっ壊します。読んだことがある人なら分かると思いますが、超面白いです。ニヤニヤしちゃいます。
常識→「冒頭の長長した文章(コピペです)=作者近澤」
「ん?」→近澤はこの前ブログ書いてる、400コメ
どんでん返し→作者寺崎
って感じです。
さて、物理学との繋がりですが、叙述トリックは人類の宇宙観と似ていると思います。
コペルニクスやガリレオは天動説という常識を、
天体の運動を観測することで「ん?」と思い、
地動説にひっくり返しました。
ハッブルは、遠方の星団の観測から、天の川銀河が無数にある銀河のうちの1つに過ぎず、
更に宇宙は定常ではなく、ビッグバン以来膨張し続けていることを明らかにしました。
そして今、宇宙論にはuniverseからmultiverseへ(宇宙は一つではない!)といううねりが出てきています。
そのような分野だからこそ、僕は宇宙論に格別の興味を持ち、大学院で宇宙論を研究してみたいなぁ、と思っている次第です。
ギリギリ平成のうちに書ききりました。
さらば平成!
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