こんにちは~

那覇安里校 担任助手の比嘉です。

私は先月、母校の中学校で教育実習があり、しばらく東進の仕事はお休みしていましたが、今回のブログでは、その教育実習を通して私が考えたことについて述べたいと思います。

 

 近年の学校現場は何かと不祥事が多く、最近では教師が教師をいじめるという、恐ろしい問題も起こりました。そのためか、残念なことにTwitter等では学校教育に対しての批判が数多く目に入ってしまうというのが現状です。私は学校教育に大きな関心を抱いているので、このようなニュースを聞くと非常に哀しい気持ちになります。一日でも早くこれらの問題が解決し、新たな問題が起こらないことを願うばかりです。

 

 ところが、声を大にして言いたいこともあります。

それは、教師たちの素晴らしい面にももっと目を向けてくれ!!ということです。

 

 私たちが普段マスメディアで目にする多くのニュースは悪事に関するものが多いように感じます。不倫ニュース、体罰問題、政治家の汚職などです。私たちの校舎がある沖縄だと、米軍の不祥事に関してはことさら追及が厳しいように感じます。しかし私たちは、彼らの残した素晴らしい功績については知らされないわけであります。例えば先ほど挙げたアメリカ軍人に関してであれば、彼らは海辺のゴミ拾いをして町を綺麗にする活動を行っていますが、メディアからそのような情報を受け取ることがないために、米軍に対しての悪い面しか見ていないわけです。

 

 それは教師に対しても言えることで、彼らがどんな素晴らしい教育を生徒に施しているのかは知らされてはいません。

私が教育実習で衝撃を受けたことの一つに、教師の責任範囲の大きさがあります。

 

 「教師の一番の大事な仕事は授業である」と実習先の先生方はおっしゃっていましたが、授業以外にもやるべきことが実は多々あります。みなさんが思う教師の仕事は、授業や学級経営、部活動の顧問かと思いますが、外からは見えない仕事がいくつもあります。

学校保健の面でいうと、生徒のアレルギー有無の把握や欠席の際の保護者への電話がけ。

安全対策であれば、災害に対処するためのもっとも正しいと思われる最新の情報を把握し、スムーズに生徒を導くこと。

進路面だと、生徒の志望校を把握することはもちろん、資格やボランティア等の取り組み活動の把握。

不登校の生徒に対するケアもあります。

 

他にも多くの細かな仕事がありますが、これらの仕事のうち、どれか一つでもおろそかにしてしまうと、被害を受けるのは生徒です。ですからそうならないように、教師たちは生徒の為を想って必死に取り組んでいます。

この仕事量を考えると、教師生活が多忙を極めていることは想像に難くないと思います。

 

 教育機関としての「学校」は最もみなさんの目に触れる職業です。悪いことはもちろん悪いので許されることではありませんが、どうか教師の行う素晴らしい一面ももっと考慮に入れて教育現場を評価していただければと、今回の教育実習を通して強く思いました。

 

最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございます。

また次回の更新をお楽しみに~。