あなたの民とあなたの聖なる都については、七十週が定められている。それは、そむきをやめさせ、罪を終わらせ、咎を贖い、永遠の義をもたらし、幻と預言とを確証し、至聖所に油をそそぐためである。それゆえ、知れ。悟れ。引き揚げてエルサレムを再建せよ、との命令が出てから、油そそがれた者、君主の来るまでが七週。また六十二週の間、その苦しみの時代に再び広場とほりが建て直される。その六十二週の後、油そそがれた者は断たれ、彼には何も残らない。やがて来たるべき君主の民が町と聖所を破壊する。その終わりには洪水が起こり、その終わりまで戦いが続いて、荒廃が定められている。彼は一週の間、多くの者と堅い契約を結び、半週の間、いけにえとささげ物とをやめさせる。荒らす忌むべき者が翼に現われる。ついに、定められた絶滅が、荒らす者の上にふりかかる。」
                                              ―ダニエル9:24~27-
わたしの父の家には、住まいがたくさんあります。もしなかったら、あなたがたに言っておいたでしょう。あなたがたのために、わたしは場所を備えに行くのです。わたしが行って、あなたがたに場所を備えたら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。わたしのいる所に、あなたがたをもおらせるためです。                                                 ―ヨハネ14:1~3-

ダニエル書をここまで学んできましたが、70週の預言を持って、一旦結びにしたいと思います。この70週の預言はダニエル書の中で、また、聖書の中でも最も難解な箇所の一つと言われています。全てを取り上げると膨大な情報量になってしまいますので、割愛しますが、今日までにすでに69週までの出来事は実現しています。イエス・キリストが天に昇られてから、奥義の時代に入りました。そして、今日も続いています。現在、イスラエル
の時計は一時的に神に止められている状態です。奥義の時代、教会時代は異邦人のために広く開かれた救いの時、恵みの時です。そしてその時が終わる時、最後の一週、7年がはじまります。この7年は人類の歴史上最も大きな患難が起こる事から患難時代とも言われています。特に後半の3年半は反キリストの活動が全盛期を迎え、そして、滅ぼされ、新しい神の秩序が整えられていきます。そして、神の偉大な救いのご計画が完成し、新しい天と地が創造される時、私たちの涙はすっかり拭い去られるのです。イエス様は私たちのために場所を備えて下さっています。そして、用意された場所はたくさんあります。必要なことはただ信じるだけで良いのです。皆さんは備えられた場所を得たいとは思われませんか?