今週のみことば 12月18日
そのとき、エルサレムにシメオンという人がいた。この人は正しい、敬虔な人で、イスラエルの慰められることを待ち望んでいた。聖霊が彼の上にとどまっておられた。また、主のキリストを見るまでは、決して死なないと、聖霊のお告げを受けていた。彼が御霊に感じて宮に入ると、幼子イエスを連れた両親が、その子のために律法の慣習を守るために、はいって来た。すると、シメオンは幼子を腕に抱き、神をほめたたえて言った。「主よ。今こそあなたは、あなたのしもべを、みことばどおり、安らかに去らせてくださいます。私の目があなたの御救いを見たからです。」「御救いはあなたが万民の前に備えられたもので、異邦人を照らす啓示の光、御民イスラエルの光栄です。」父と母は、幼子についていろいろ語られる事に驚いた。また、シメオンは両親を祝福し、母マリヤに言った。「ご覧なさい。この子は、イスラエルの多くの者が倒れ、また、立ち上がるために定められ、また、反対を受けるしるしとして定められています。」「剣があなたの心さえも刺し貫くでしょう。それは多くの人の心の思いが現われるからです。」 また、アセル族のパヌエルの娘で女預言者のアンナという人がいた。この人は非常に年をとっていた。処女の時代のあと7年間、夫とともに住み、その後やもめになり、84歳になっていた。そして宮を離れず、夜も昼も、断食と祈りをもって神に仕えていた。ちょうどこのとき、彼女もそこにいて、神に感謝をささげ、そして、エルサレムの願いを待ち望んでいるすべての人々に、この幼子のことを語った。                                                 ―ルカ2:25~38-
幼子イエスを最初に礼拝した羊飼いたち、東方の博士たちに続いて、年老いた二人の預言者の姿が描かれています。シメオンとアンナは預言者として忠実に歩み続けていました。そして、二人の希望は救い主に会うということでした。幼子イエスとの出会いは、二人にとって待ちわびた瞬間だったことでしょう。シメオンは救い主と会った事によって平安にこの世を去る事ができました。そして、シメオンはその生涯の最後において、メシヤなるキリストが全世界の人々の希望となることを預言しました。アンナもまた、メシヤに会うこの時まで、様々な信仰の困難と向き合い、忍耐し続けた人であった事が伺えます。この二人の老預言者の姿は私たちにとって、どのように年を重ねていくかの模範として、大切なメッセージを投げかけているような気がします。皆さんも、いくつになっても希望を持ち続け、神様とともに歩み続けたいとは思われませんか?