今週のみことば 7月9日

主はエフーに仰せられた。「あなたはわたしの見る目にかなったことをよくやり遂げ、アハブの家に対して、わたしが心に定めたことをことごとく行なったので、あなたの子孫は四代目まで、イスラエルの王座に着こう。」しかし、エフーは、心を尽くしてイスラエルの神、主の律法に歩もうと心がけず、イスラエルに罪を犯させたヤロブアムの罪から離れなかった。

―Ⅱ列王記10:30~31-

 

私たちの教会は毎週聖書のお話を紙芝居形式にして、ツイッターでライブ配信をしています。ひと昔前は聖書のお話のイラストや紙芝居を手に入れるためには専門的なところで購入するか、借りるしかありませんでした。しかし、最近感謝な事にインターネットの海には様々な素材が落ちています。よく利用させていただいているフリーバイブルイメージはイラストが面白いので特にお気に入りのサイトです。最近ダビデについて取り上げましたが、そういった素材は比較的有名な聖書の人物は多く取り上げられていますが、そうでない人は素材が少ないのが現状です。ふと、エフーの事を思い出して調べてみました。たぶんないだろう・・・と思っていたら、以外にもあったので、早速メッセージに選びました!エフーは北イスラエル最強最悪の王アハブのオムリ王朝を倒し、最長のエフー王朝を築いた人物です。軍事的な能力に秀で、強烈な個性を持つ人物です。エフーはアハブの家を滅ぼすために神様から選ばれた器でした。エフーはアハブの息子ヨラムと同盟を組んでいたユダ王国の悪王アハズヤを討ち、アハブの妻で偶像バアル礼拝を持ち込んだ張本人であるイゼベルを討ち果たしました。そして、バアル礼拝を根絶するために偽の特別集会を催し、バアル神の偶像と信者を一掃しました。エフーのやり方はかなり強引で残虐なものでしたが、彼は神様から直々にその働きを賞賛されています。エフー王朝が長く続いたのも神様からの祝福でした。しかし、その一方でエフー自身も金の子牛を拝む偶像礼拝者でした。エフーは真の神に仕えつつ、偶像にも仕える人でした。私たちはエフーの姿を見ると、批判したくなりますが、実は私たちもまた同じように罪深く、矛盾の塊であることを忘れてはいけません。エフーは必ずしも正しい人ではありませんでしたが、神の器として用いられました。そうであるなら、私たちはエフー以上に用いられ、神様から賞賛される可能性が秘められているのではないでしょうか?私たちはいのちと希望をもたらす神様の器として用いられる者になりたいですね。