今週のみことば 6月26日

ダビデはペリシテ人に言った。「おまえは、剣と、槍と、投げ槍を持って、私に向かって来るが、私は、おまえがなぶったイスラエルの戦陣の神、万軍の主の御名によって、おまえに立ち向かうのだ。」きょう、主はおまえを私の手に渡される。私はおまえを打って、おまえの頭を胴体から離し、きょう、ペリシテ人の陣営のしかばねを、空の鳥、地の獣に与える。すべての国は、イスラエルに神がおられることを知るであろう。この全集団も、主が剣や槍を使わずに救うことを知るであろう。この戦いは主の戦いだ。主はお前たちをわれわれの手に渡される。                                                   ―Ⅰサムエル17:45~47-

 

サウルが王位から退けられて、サムエルはすっかり意気消沈していました。そのような中で、神様はサムエルに新しい王として選ばれた者に油を注ぐように命じられました。サムエルが訪問したのはベツレヘムの羊飼いエッサイの家でした。エッサイの家には立派な体格の息子たちがいましたが、以外にも神様が選ばれたのは一番年少のダビデでした。

人はうわべを見るが、主は心を見るーⅠサムエル16:7―

は有名なみことばですね。

ある時ダビデは戦場のお兄さんたちにお弁当を届けるために出かけると、ペリシテ人の代表戦士ゴリヤテを前にしてすっかり意気消沈しているイスラエル軍の姿を見ました。しかも、ゴリヤテは生ける真の神をあざけり、ののしっていました。義なる怒りを覚えたダビデはサウル王にゴリヤテと戦う事を名乗り出ました。サウルは到底勝ち目はないと思いましたが、ダビデの熱意に心動かされました。サウルは教科書通りに戦士として戦うように提案し、自分の剣と鎧をダビデに渡しましたが、羊飼いの少年ダビデには重すぎて、とても歩く事すらできませんでした。ダビデは今まで羊を守るために、獅子や熊と戦ってきた投石器で戦いに臨む事にしました。ダビデは川に行き、投げやすい石を探し、自分にできる最大限の努力をして戦いに臨みました。ダビデの姿を見たゴリヤテはののしり、馬鹿にしましたが、ダビデが投げた石はゴリヤテの急所を直撃し、ゴリヤテはあっけなく敗れました。ダビデによってイスラエル軍は大勝利を収めたのです。私たちはダビデの姿から、主なる神様はご自身に従う者の賜物を最大限に引き出し、この世の常識を超えて用いられる方であることがわかります。私たちはそこに望みを繋ぐ者になりたいと思います。ダビデは自分の栄光と賞賛よりも神の栄光を求めて戦いました。そこに真の勝利の秘訣がありました。私たちは誰のために、何のために生きているでしょうか?そして戦っているでしょうか?