今週のみことば 5月15日 

さて、70人が喜んで帰って来て、こう言った。「主よ。あなたの御名を使うと、悪霊どもでさえ、私たちに服従します。」 イエスは言われた。「わたしが見ていると、サタンが、いなずまのように天から落ちました。確かに、わたしは、あなたがたに、蛇やさそりを踏みつけ、敵のあらゆる力に打ち勝つ権威を授けたのです。だから、あなたがたに害を加えるものは何一つありません。」「だがしかし、悪霊どもがあなたがたに服従するからといって、喜んではなりません。ただあなたがたの名が天に書きしるされていることを喜びなさい。」                                   ―ルカ10:17~20-

イエスには直属の12使徒の他に、多くの弟子がいました。ここで、70人の弟子たちが宣教に遣わされた事が書かれています。(イラストは12使徒です。)70人の弟子たちを遣わす事は、狼の中に羊を送り出すような試みでした。70人の弟子たちも心して宣教に出かけたと思います。そして、70人の弟子たちは宣教の大成功を収めて帰って来ました。彼らは宣教の大成功をイエスに喜び勇んで報告しました。彼らに与えられた権威は、神のことばを語り、悪霊を追い出し、奇蹟を行う力でした。これはイエスに準じる権威でした。彼らは宣教の最大の脅威である悪霊達にも打ち勝つ事ができました。彼らの宣教によって、多くの人々も救われたことでしょう。しかし、イエスは意気揚々と語る弟子たちに静かに語りかけられました。「ただあなたがたの名が天に書きしるされていることを喜びなさい。」 と。人は権威を持ち、成功を収めると知らず知らずに高ぶりがちです。それはこの世でも信仰の世界でも共通しています。イエスは一番大切な事は何かを忘れないように、弟子たちに語りかけられたのです。12使徒の中心のペテロやヨハネ達がもともと漁師だったように、70人の弟子たちも、出自はそれほど良くなかった事が伺えます。イエスと出会い、救われた事が彼らの人生に光と祝福をもたらしました。罪赦されて永遠のいのちが与えられ、そして、いのちの書に名前が記されていること、天の御国に入る保証が与えられていること以上の栄誉と祝福はないのです。その事を忘れないで、謙遜に歩む者でありたいですね。皆さんの誇りは何でしょうか?また、皆さんの名前は天に書き記されていますか?