今週のみことば 「さあ、来たれ。論じ合おう。」ー主は言われるー たとえ、あなたがたの罪が緋のように赤くても、雪のように白くなる。たとえ、紅のように赤くても、羊の毛のようになる。」
                                                     -イザヤ1:18-
聖歌710番「罪の世びとらに」は、この個所のみことばが題材になっています。このみことばが語られた時代、ユダ王国は10代目の王、ウジヤのもとで最盛期を迎えていました。預言者イザヤはウジヤのいとこにあたる人です。しかし、このみことばの前後を見ると、政治的、宗教的には退廃していたことが伺えます。神様ご自身もその状況を嘆いておられるほどです。目に見えるところは繁栄していても、霊的に退廃しているなら、それは極めて深刻です。当時の状況は、現代とも本当によく似ていますね。神様の願いは、私達と向き合い、とことん論じ合い、話し合うことです。そうすれば、神様は私たちの罪をきよめ、赦し、癒して下さいます。神様は私たちを招いておられるのですが、私たちはなかなか神様のところにいかず、問題を自分自身で解決しようとしがちです。なぜでしょうか?それは、神様と向き合うためには、私たちは自分の罪深さを認めなければいけないからです。それは確かに痛みを伴うものですが、そこに本当の癒しといのちがあるのです。真っ赤に染まった罪のシミは何をしても白くはなりません。しかし、神様だけが白く、きよめて下さいます。私たちはプライドを捨てて、素直に神様の招きに従い、とことん神様と論じ合い、本音で語り合うような関係になりたいですね。