この王たちの時代に、天の神は一つの国を起こされます。その国は永遠に滅ぼされる
ことがなく、その国は他の民に渡されず、かえってこれらの国々をことごとく打ち砕いて絶滅してしまいます。しかし、この国は永遠に立ち続けます。あなたがご覧になったとおり、一つの石が人手によらずに山から切り出され、その石が鉄と青銅と粘土と銀と金を打ち砕いたのは、大いなる神が、これから後に起こることを王に知らされたの
です。その夢は正夢で、その解き明かしも確かです。」
                          ーダニエル2:44~45-
今週は、ダニエル書2章の「世界帝国の夢」と呼ばれる箇所を取り上げました。ダニエル書の預言とメッセージは、深遠であり、とても興味深いものになっています。ある夜、バビロンのネブカデネザル王は不思議な夢を見ました。心が騒ぎ、国中の呪法師、呪文師、呪術者達に夢の解き明かしを求めましたが、誰も解き明かすことはできませんでした。その時、預言者ダニエルは夢を解き明かしました。ネブカデネザルが夢で見た像はこれからの世界帝国の移り変わりを示したものだったのです。金の頭=バビロンから、銀の胸と両腕=ペルシャ、青銅の腹ともも=ギリシャ、鉄のすねと鉄と粘土が交じり合った足=ローマと、世界の支配権は移り変わっていきました。特に最後のローマ帝国は、強さともろさをあわせ持つ現代の姿と多くの共通点があります。歴史上に、様々な国々があらわれ、王たちがあらわれましたが、繁栄はいつまでも続きませんでした。王国は滅び、王達もこの世を去っていきました。また、どんなに優れた王や指導者も、この世の矛盾や貧困、差別、争いを解決することはできませんでした。しかし、最後に、人手によらず山から切り出された石がこの世の全てを打ち壊し、貧困や差別、争いのない全く新しい国を打ち建てます。その石こそ、王の王主の主なるイエス・キリストであると聖書は教えています。私たちはこの世の現状を見れば、不安と心配を覚えるばかりです。しかし、真の神様ご自身とその偉大なご計画を見れば、平安と希望が与えられます。私たちの希望はどこにあるでしょうか?いつか過ぎ去ってなくなってしまうものでしょうか?それとも、いつまでも残り、決して変わることがない真の神様のもとにある希望でしょうか?
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