警察学校

 

高校を卒業し大学受験で希望校に合格できなかったので、当時は予備校に通っていました。

 

父親は小さな建設会社を経営していましたが、母親は自営を良く思っておらず叔父が警察官だったので公務員であり安定した警察への就職をすすめていたこともあり、警察の中途採用試験を受け、7月に採用されました。

 

警察学校に入学し、40年になる警察人生のスタートになりました。

 

今思えば、学校生活は刑務所と同じでした。

起床点呼から始まり、清掃・朝食・授業・昼食・授業・夕食・自由時間・就寝点呼の繰り返しです。

 

特に重要なのは、ロッカーの施錠・寝具のたたみ方・ゴミの仕分け・挨拶です。

これらの違反をすると切符を切られ呼び出しとなります。(懲罰として腕立て伏せ)

 

警察学校で警察人生の基本となる、装備品の管理・整理整頓・規律の保持を徹底的にたたき込まれます。(軍隊の方針と同じ)

 

集団生活に慣れない、今の若い世代は、この時点で1割が辞めるそうです。

この集団生活により、上下関係・同期生との結びつきが身に付きました。(運動部と同じ)

 

警察学校では、法律・教練・けん銃訓練・警備訓練を学び、1年間(大卒は半年)を耐え忍び、いよいよ警察署に赴任となりました。(卒業式は皆が涙を流します)

 

次回は、新米警察官として警察署に赴任した思い出を記録したいと思います。