究極の節税スキーム
かなりタカ派なタイトルですが、1998年から実施された"外国為替自由化"により、海外での資産運用が原則自由になって以降、"合法的"な対策として、語り継がれてきた、節税スキームがあります。
昨年、NHKで放送されていた、ドラマ「チェイス~国税査察官~」でも、その節税スキームが紹介されていました。
江口洋介扮する国税査察官(マルサ)が、「カリブ海の手品師」の異名を持つ、天才脱税コンサルタントが仕組んだ"脱税"スキームに挑んでいく、という反社会的事件にスポットを当てたドラマでした。
その中で、冒頭でもあるように、唯一"合法的"なスキームとして紹介されていた、節税方法があります。
それは、パーマネント・トラベラー(Permanent Traveler)です。
直訳通り、「永遠の旅人」という意味です。
簡単に言うと、パーマネント・トラベラーとは、一つの国に定住せず、国から国へ移動し続けることで、税金から逃れるスキームのことを言います。
つまり、各国で、"非居住者"とみなされる滞在期間の間だけ滞在することによって、税金を"合法的"に払わない、または、納税する税金を最小限にすることができる、ということです。
日本ではあまり馴染みはありませんが、高額課税に悩む海外の富裕層の間では、非常にポピュラーなライフスタイルとなっています。
ここにきて、東日本大震災・原発事故の影響で、日本の富裕層の間では、海外への資産移転や、居住を考えるようになっていて、パーマネント・トラベラーが脚光を浴びるきっかけとなりそうです。
しかし、節税目的の場合、当局に、パーマネント・トラベラーと認めてもらえなければ、申告漏れを指摘され、追徴課税の支払いを求められることにもなり兼ねないので、注意が必要です。
実際に、日本人のパーマネント・トラベラーとしては、武富士の武井俊樹氏や、ハリーポッターシリーズ翻訳者の松岡祐子氏などが有名でしたが、両者とも、最終的には追徴を受けることになってしまいました。
誰でも簡単に、という訳にはいかないものの、完璧に実行することができれば、パーマネント・トラベラーは、"究極"の節税スキームだと言えるでしょう。
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