「女信長」の感想
フジテレビの時代劇spで、佐藤賢一原作の時代小説で、信長が実は女性だったという奇想小説。土田御前が側室の子に跡取りを取られまいと、女の子を男の子として育て嫡男の発表をしてしまう暴走がきっかけ。
「ベルサイユの薔薇」のオスカルの信長版で、隆慶一郎が「徳川実記」を家康が影武者であったと仮定して辻褄合わせをしてように、こちらは「信長公記」を下敷きに辻褄合わせをしたのであろう。実際、信長は意外にも甲高い声であったし、女顔で若い頃女装して踊ったというので着想が上手いと思う。しかし、10人以上の子供がいたのにどうしたのかと思ったが、このドラマでは描かれていない……
浅井長政、明智光秀とラブロマンスになるという展開があり、その為、濃姫が明智を慕い、愛妻家の明智光秀が独身?お市が長政と仲良しだたはずが、不仲で秀吉に心を寄せていたという真逆の展開となり驚かされる。
長政を信頼していたが、謀反を起こし異常に憎んでいた史実の整合性は上手いが、クライマックスにむかって苦しい辻褄が多くなりついに史実と違うパラレルワールドになってしまった……本能寺の変の前に秀吉が京へ向かい、お市がすでに柴田勝家と婚姻を遂げたのに唖然……しかも、この展開でハッピーエンドっぽくなるのも意外だった。
