アジアの底辺
貧国日本
今見てるニュースでは、
「東京で海鮮料理を食べる外国人の横で一個400円のおにぎりを食べる日本人」と格差を面白おかしく報道されてるけど、いやはや・・
私がインバウンド案内時に京都で目にする光景と同じ
高級料亭、ビストロ = ぼられまくる外国人
ファーストフード、ラーメン、ファミレス=日本人
円安報道だけど
円安だけにのせいにするんじゃないわよ!
と政府に叫びたい。
どんなに円安でも、日本人の所得さえ高ければ
こんなに惨めな格差を見せつけられずにすむのだ。
海外旅行先で「サトウのご飯」(これも報道中)を食べなくてすむのだ。
日本人の異常な所得の低さ世界ランキングは、もはや世界的に有名な話
東京の外国人駐在員から「僕の会社のローカル(つまり日本雇用)は年収1千万しかないんだけど、どうやって子どもを育ててるんだろう?」
ほとんどの日本人、年収600万以下ですが何か?
保育士手取り20万を言っても信じてもらえなかった。
私達の世代は、日本がこうなる前のお金遣いから変えられない。
「我が子ながら何が楽しくて生きてるのか分からない」と戸惑う友人達談。
理由として、名門校を出し、一流企業に就職、しかるべき相手と結婚したはずの我が子のケチケチした生活ぶりが信じられないと言う。
海外旅行をしない。
アジア以外の国に行ったことない。
(私の年代だと、これはかなり珍しい)
マイカーを持たない
服はペラペラのネット通販、子どもの服はGAP
彼女がみかねて孫に買ってあげたファミリアが唯一のおよばれ着
外食もほとんどしない
寿司屋のカウンターに座ったことないから
ツマミ飛ばして、いきなり握りを頼む
白身からスタートするのよ、と教えてもキョトン
ご主人も呆れて
「貧乏生活をさせた覚えないのに
何でこんな子に育ってしまったのか」
これに近い話を何人の親から聞いただろう。
同じ家族で、親子でこれだけ金銭感覚が違うのだ。
下は北イタリア、コモ湖のヴィラ・デステでのディナー
驚き①私が着てるフェラガモのスーツもロエベのスカーフもお客様からのプレゼント
②この方達は大富豪というわけではない。
それでも飲食店経営やサラリーマンの奥様達がこういう旅行ができる時代だった。
③この方達の子どもさん達も存じあげてるが、大企業勤めなのにお金を使わないらしい。
「こういう幸せも知らずに貯金ばかりして死んでいくのか?」
という話題をしておられた。
別のツアー、トリエステのホテル・サヴォイ
サヴォイの朝食
この方にも、私は面と向かって聞いてみた。
娘と息子がかなり質素な生活をしてる(既にかなり援助してるにもかかわらず)と話されるので
「なぜそんなに親子で生活ぶりが違うのですか?」
お客様「知らないのよ。理解できない。」
ハチミツがそのまま出てくるバフェ
お部屋も居心地よかった。
ホテルマンがいうには
「日本人は10年ぐらい泊まってない」
そうでしょうね。
次はスペインお正月ツアーの宿泊ホテル
バルセロナ・リッツでのガラディナー
大晦日から新年にかけて一晩中食べて飲んで踊り明かす。
カオス!
お客様とアドレス交換してたご夫妻
何やら盛り上がってらしたけど、その後おつきあいは続いてるのかな?
当時、日本人と友達になりたがる欧米人多かった。
今や、避けられてるふしがあるけど笑
このシャネルのイヤリングも、お客様が盗難に遭われた時に警察など一日中付いてサポートしたら、お礼に、と買って下さったもの。
お客様は自分にもバンバン買い物をされたが、他者(現地の人)や私達ツアコンにも気前がよかった。
フランス13日間ツアーで田舎を回って最終地パリに入る前、ある方が叫んだ。
「あー、お金使いたか!(福岡の方だった)」
エジプトにて。
ちょっと目を離すと、貴金属や家具、パピルスなど法外な値段で売りつけられて買おうとするから
私が「ダメ、ダメ」と出て行って「はい、これで十分」とお客様に代わって支払ってるところ。
この発展途上国が外国人からぼる、自国民と違う値段を外国人用に設定するというのは、
今まさしく発展途上国日本がやってること。
♪まわるー
まーわるーよ
時代はまわる
この時代の日本人、何かでお世話になったら必ずお礼をする
そういうことが身についておられた。
ツアー関係なく、今の50代以下の日本人、びっくりするぐらいお礼しないよ。
何をもらっても、何をしてもらっても。
新年0時の鐘と共に立ち上がってキスの嵐!
このガラディナー含む一泊の値段は一人20万円
(スイートではなく)だった。
この頃の日本と今、本当に同じ国の同じ国民か?
もう一度言いたい。
円安だけのせいにする?