人は現状、自分の置かれた立場によって

思想や主義主張、あらゆる物の考え方が変わってくる

のは当たり前のこと

身近なことで言うと、私が渋谷に住んでた頃

ハロウィンによる治安の悪化、血を見る喧嘩、
性犯罪、ゴミ問題で

住民がどれほど困っているか

を直接被害に遭っていない人にどんなに訴えても

ピンとこないようで、ふーんという反応だった。


自分に関係ない人にとっては対岸の火事

私は諦めていた。

スケールは違うが、なので米国内の治安問題で

メキシコから不法に国境越えて入ってくる麻薬や

犯罪者達に日々悩まされてるエリアの住民達が

トランプの「アメリカに来たければ申請して

きちんと法的手続きを経てから来ればいい。

犯罪者や不法はお断り」という発言を支持するのも

理解できる。

実際に話した普通に働くメキシコ移民達はトランプ支持だった。
「悪いことをしなければいいだけのこと
と言ったトランプは別に間違ったことは言ってない。」

「きれいごとを言う人間は
オレ達の何を知ってるんだと思う。」
と言った人もいた。

確かに外国人の私達は知らない。

理解共感できるのは、治安に悩まされた経験ある者として
何でもOKという気持ちにはなれない
そこである。

それを移民排除と短絡的な考えに結びつけるのはおかしい。

しかし、これとて、偶々職を得て普通の生活を送れる移民の視点であって
そうではない考えの人もいるかもしれない。

でなければ、大国の選挙が支持半々近くという
ある意味まともな結果になるわけがない。

そして私は環境問題に関して反トランプなのだ。

地球のサスティナビリティで熱くなるのは

これまた子供達の未来を考える

保育士として当然のこと

かといってトランプ反対を主張する気にもなれないのは
世界一の大国にあれほど利己的で自国ファーストの
強い指導者がいなければ

ロシアが、中国が、北が、インドが、中東が

何をしでかすか分からないし

そこもまた簡単な話ではない。

世界はデンジャラスに満ちている。

この話で終わりたいのだが、イラク戦争時

純心な友人は「ブッシュ許せない!

イラクに爆弾落として」と憤慨していた。

私は反論せず在日イラク人が経営する飲食店に連れて行った。

「自分の国では、それまで外国とのスポーツ試合で負けて帰ってきたら
猛獣のオリに入れられて拷問に遭ってた。
アメリカに感謝してる。」

と、ワイドショーのようなネタをぶちまけた。

このような時、茶化すのはNG

話盛ってるかと思えば、「自分の叔父はそれで亡くなった」と。

ピュアな人が思うほど、世界はきれいごとでは
すまないようだ。