せつない。
やるせない。
長年見ている「世界の車窓から」と「世界の街道をゆく」
特に街道は一昨日までスイスだった。

震えがきた。

スイス🇨🇭スイス🇨🇭スイス🇨🇭
頭の中は愛するスイスでいっぱい。

本物の禁断症状が出てる。

園で子供といる時だけ忘れられる。

思えば成人してからこの30年余
留学中から旅行業界のバイトを始めたので
半年以上海外に出なかったことは一度もなかったのだ。


添乗と添乗の合間に個人旅行するほど
常に旅あっての歳月だった。

よく幸せは過ぎてから気づくものというけれど
今その言葉をかみしめている。

夏のこの時期は、お客様を誘ってマヨルカ島やカリブ海、レマン湖で泳いでた。

カリブ海のイルカと会話して心が通じ合い
プロヴァンスのホテルプールは貸し切り状態だった。
外国人はもっとラグジュアリーなところで泳ぐのを
好むため。
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パリのオペラ座でバレエを観て
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ニューオリンズで
朝からジャズって疲れる
と内心ばちあたりなことを思い
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全英オープンのセントアンドリュースでプレイした。
(ホテルから見えるオールドコース。)
パブリックコースであるため日本人はこのホテルに泊まって抽選を受けた。
私の学生時代テニスかゴルフサークルが流行ってた
お蔭で、ハンディキャップ証明必要のここでも
お客様の数合わせに応えることができた。
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エジプトのナイル川でファルーカ(小さなヨット)
に乗ってる最中、私達のホテルが燃えてるのが見え

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サハラ砂漠の日の出を見るツアーで体力の限界感じ
「私ラクダに乗ってもいいですか?」とお客様たちに聞いたら
「あかんアカン。」
「一番若いのに何甘えたこと言うてるんや!」
とお叱りを受け

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ナスカの地上絵セスナ観光。
乗り物酔い体質の私が待合室で
「添乗員の席はないので(そういう日もある)
皆さん楽しんでらして下さい」と説明してるところへ
ペルー人係員が飛び込んで来て「テンジョーインサン、ハヤクノッテ!」(T_T)

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地中海クルーズで今度は船酔いしてしまい
86歳のお客様から「ナンギですねえ」と
看病していただき

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毎日のようにミシュラン の星付きレストランで食べ続けてるうちに病気になった。
(この写真はアルザスの二つ星「オ・クロコディール」)

思い出をたどるだけでも
けっして安穏とした日々でなかったこと
苦労と喜びが背中合わせであったことが浮かんでくる。
それでも
生きてる!と実感する日々だった。

長い夢をみていたような
そんな気がする今日この頃。