昨今は
自分で ホテルと航空券を選ぶ旅行スタイルが
増えてきましたね。
旅行会社も顧客のニーズに応えて
多様な商品を用意しています。
もしパリ一都市だけの旅ならどこにステイしたらいいか？
よく質問されますが
その人の趣味嗜好によって答えは変わってきます。
あくまで私の個人的好みですが
最もパリらしい雰囲気を感じるのは
左岸(セーヌより下)リプゴーシュ。
なにしろ店の数が多い。
それも観光客向けというより生活に密着したものが。
そして、地元のパリジャン、パリジェンヌ、学生たちの日常が感じられる。
もちろんサンジェルマンデプレなど観光客も多くいます。
ホテルのお値段は、やはりそれなりにするので
若い方や泊まるところより他にお金をかけたいという方は
中心から少し離れたデファンス地区もありでしょう。
ホテルそのものは問題ないし、むしろ水回りなんかは建物が新しい分よかったりする。
けど、自分は中心に出るのにタクシーを利用してかえって出費になるのは嫌だ、
地下鉄で盗難に遭って何倍もお金かかるおそれも避けたいという方
うーん・・・自分で選べるのであれば、そして予算が許すのであれば
中心がベターでしょうね。
時々、格安ツアーで来て、ホテルが遠いと文句言われると
どう答えていいのか分からなくなります。
資本主義社会である以上、何事も値段相応
旅行も例外はありません。
サンジェルマン、カルチェラタン地区に戻ると
バッグ、洋服、靴なども地元のパリっ子ご用達の手頃で
しゃれたものが並び
雑貨店、パン屋、総菜屋なども満足できる店が多いのです。
ただ歩いてるだけで楽しいエリアですし。
で、今回のシャンゼリゼ地区ですが・・・
やはり地価が高い分、近くに焼きたてのパンを売るブーランジェリーなどを見つけるのは至難
その前に、下は前回シャンゼリゼ地区に泊まった時のもの。
(あ、私、二重あごになる前ですね。)
凱旋門近いインターコンチネンタルだったので
おしゃれで、上の写真のように傘も貸してくれました。
当たり前のようで、実は四つ星でも
貸出用傘を置いてないホテルもあったりするのです。
食事は、上がシャトレ地区の
ミシュラン一つ星ブノワ
下がやはりシャンゼリゼ地区の
ミシュラン一つ星ル・シベルタ
特にシベルタは
ギー・サヴォワのレストランですから
予約の取れない店と言われており
インターコンチネンタルのコンシェルジュにも
2ヶ月前でないと無理と断られた店ですが
私、諦めずに自力で取りましたよ。
コンシェルジュも驚いてました。
一緒に行った方達は美味しい美味しいと
喜んで下さったけど
そこまでの苦労を分かって下さってたかどうか(^_^;)
その後、当時在任中だったオバマ大統領がパリに来られた時
オランド大統領と食事を取ったのも、このシベルタでした。
オバマ大統領は、店選びのセンスがいいですよね。
って何様？って感じだけど
実は、エライ人が選ぶ店(実際は事務方が選んでるのでしょうけど)
通常、三ツ星で豪華だけど美味しくない店だったり
するのですが
シベルタといい
今年のパリツアーでお客様から
一番美味しかったと言われたサンドミニクのビストロ
星なし
フォンテーヌ ド マルス
など、超高級店でなくとも本当に美味しい店をセレクトしてますね。オバマもと大統領は。
こちらも左岸
陸軍士官学校近くの店です。
で、今回泊まったのはシャンゼリゼでしたが
お客様はホテルそのものに大満足
けれど、中心の割にはよくタクシーを利用しました。
私、今後、ホテル選びを任されるなら
全てハイヤーで動けるよほどのVIPでない限り
シャンゼリゼ地区はないかなあ。