友人の記事で、私が言いたいことが多く書かれていたので、リブログさせていただきたい。
 
まず、テニスファンとしては
大坂選手の偉業が嬉しい。
何年も前からウィンブルドンの現場で、そのきらめきを真あたりにし、記事にもしてきたので
いつかは、と信じていた。
 
しかし、「日本人初の」「日本人として」報道は、違和感を覚える。
育てたのは、アメリカ。
もっと言うと、もし日本で育っていたならば
ここまで来れたかどうか。
 
指導者が選手に厳しくし過ぎ
国民がアスリートを精神的に追い詰める日本。
 
日本のメダルラッシュと国内で放送されたリオ五輪だが
 
日本の人口1億3000万      メダル数   41個(世界6位)
に対し
英国の人口は半数の6500万だが  メダル数 67個(世界2位)
 
英国の金メダルは27個(日本は12個)
 
日本の人口半分のイギリスが、倍以上の金メダルを
取っているのだ。
あちらは住んでいれば分かるのだが
選手に過度のプレッシャーをかけないし
暴力は論外
厳しくすればいいってもんでもないことが
証明されている。
 
そして、大人の理性ある国では
(他の欧米諸国もそうだが)
日本のような「オレたち優秀」祭りをやらないことで
ある。
本当に優秀な国、偉大な人は、絶対に自画自賛しない。
ロンドン五輪の後も、サラリと喜びを分かち合い
顔が赤くなるような報道はなかった。
買っても負けてもプレッシャーなしだった。
 

そして、もう一つ暴力に関しては
私が強く言いたいことがあげられていた。
=「我が子だけ大事」は違う!
他人の暴力は美化、我が子に及ぶのは問題
一事が万事である。
 
私が、このブログで度々、日本批判してるのは
子供を持たない私にとって
次世代に生きる子供たちは、道ばたで駄々こねてる子さえ可愛いのに
日本が明らかに勘違い、井の中の蛙、裸の王様
街道を邁進し、国力が低下していくことを日々危惧しているからである。
未来に危惧というより、既に実際に世界の中でやアジアの中での立ち位置を思い知らされて
ガックリくる経験をしてきている。
 
国内向けプロパガンダ
毎日マスコミ(相当なおバカさん多し!)が報道する「日本はスゴイ」を、鵜呑みにするのは危険
事実を認識しないと停滞から衰退へと一足飛びなのに
なぜ、これほど世間がオッチョコチョイなのかというと
「半径10キロ以内の世界」「うちの子」だけが主役という視野の狭さに一因はないだろうか。
 
うちの子で悩み、うちの子で喜び
よその子、つまり未来に生きる次世代のことは
どうでもいいと考えていることが
ほとほと感心する(皮肉です!)レベルで伝わってくる。
当然、イギリスのように各駅前にボランティアだけで成立しているsave the childrenのような
社会全体で次世代のために、などという発想は持ち合わせていない。
チャリティショップなどは120パーセント不可能とは仕事で接した日本の警察署長さんの弁である。
 
たびたび不思議がられる。
 
「アメリさん、オレ達もうバブルでいい思いしたんだし
それ以前の上り調子の時の素晴らしい日本も
知ってるし
もういいじゃないか。
日本がダメになるのは、アメリさんが死んだ後の話だよ。」
 
これなのだ。
私が許せないのは。
 
自分たちが死んだ後のことはいいのか?
 
子供たちはどうなる?
 
私にも、もし子供がいたら我が子オンリーの視野が狭い人間になってたかもしれない。
いや、なってただろうことが想像つく。
 
しかし、幸か不幸かいない。
だから、子供は社会のものという考え。
この現状、何とかならないかとブログで喚くだけでなく
行動も各場所や機関で起こしている。
 
が、退化をゼロ地点に戻すのにあと30年はかかるのではないかな。
蛙が大海を知るまでには。
むしろ、先祖たちの方が遥かに知ってたことと思う。
広い世界から学び取り入れ、飢えずにいられる国を私達に残してくれた。
 
いつまで続くのだろう。
 
現在の自分さえ(我が子さえ)よければ
という考え

脈絡ない記事のようだけど、危機が繋がっている。



選手に過度のプレッシャーかけて心身ともに傷めつける
               ↓
その割には、自分たちで自慢するほど
世界から見ると上位にいるわけではない。

              ↓

しかし、その事実を分かってない。
             ↓

ゆえに、やってることを正当化して
暴力をふるい続けた歴史
            ↓
それを容認する社会
            ↓
なぜ許すかと言えば、自分の子に及ぶと問題視するが、他はどうでもよいから。

           ↓
そして、暴力と勘違いは無くなることなく改善もありえない。


自分だけよければ、という考えが国の進化を妨げる。

 
危惧する人間を、おかしいの一言で片付ける危険さ
 
厳しく暴力をふるう反面
呑気な勘違いピープルを大量生産してしまったこの国を
近隣の大国はどう見ているのだろう。
日本の近距離に、ほとんどピースフルな国はないというのに。