「日本人は人の目を気にしないのか」

外国人観光客から、まあ、よく受ける質問の一つです。

私は、これまでブログの中で
人の言うことは、いちいち気にしなくていい
という自分のポリシーを一人語りしてきた。
ただし、それは、誰に恥じない行為ありき
の前提の元でである。

京王線車内
指の第一関節まで鼻に入れてほじったり
飽きたら耳をほじったり
それをズボンのポケットにこすりつける中年男
(ごくごく普通の、きちんとしたスーツを着た勤め人風)

向かいに座った外国人観光客の男の子
「ママー、あの人汚い!」
母親「日本に来る前に、そういう人見ても
黙ってるように言ってあったでしょ?!」
どんな日本人像よ・・・
今朝は銀座線の中で、立ってるのがやっとの
高齢障害者を前に、平気で優先席に座り続ける若者
私は彼の膝をトントンして言った。
「この状況で座り続けますか?」
若者は、すぐ立ち上がった。悪気はないのだろう。
ただ、英国のようなしっかりした教育が家庭で学校で
幼少時よりなされてないだけである。
「おもてなし」が聞いて呆れる。
では、老人たちがきちんとしてるかというと
こちらもかなり困った人達が多い。
私は今、渋谷でバスを待っている。
クソジジイが、誘導案内の職員に
「バスまだかよ!!」と怒鳴ってる。
ベビーカーの女性は、ぶつかられてよろけてる。
ちなみに、かつて某国で見た日本を旅した人達の
コメントとアドバイスには
ITが遅れてること、人がぶつかって謝らないから気をつけて歩くようとも書かれてた。


しかし、こんなことはまだいい。
いえ、もちろん、いけないが、目にする人の数は知れている。

問題は、全世界注視の中での大恥である。

スポーツは神聖なもの
勝っても負けても、力尽きるまで闘う姿が美しい
という固定観念を
見事にひっくり返してくれた。

少し前までワールドカップ 開催中ということさえ知らなかった私だが
応援しようと頑張って起きてたことを後悔した。

普段、早寝早起きの私
夜中まで起きてると、ロクなことないわ。

違った意味で、歴史に残る試合だった。

全世界が見る中で。