私は、たびたびブログで訴えて来た。

同じ移民大国、わずかフライト1時間の距離で

片やヨーロッパ内で治安の良さを誇る英国
片や出発前も到着後も、ひたすら注意を呼びかけねばならないフランス

理由は、テロの時もあげたけど

とにかくバカなんです。フランス警察。

今、テレビ番組で、フランス警察がいかに大変かを

やってるのだが、見れば見るほど

そんなにアピールしたいですか?
自分たちがバカだってことを。

という内容になってることに気付かないかな。

120台の監視カメラに映った犯罪人たちを、

次々追っては、催涙スプレーをかけようとして自分たちの目に入ってしまい撤退、パトカーに石まで投げられて逃げ帰ってくる。
普通に予測できませんか?この事態。

第2弾、麻薬密売の現場がモロに映ってるのに、これまた逮捕できずに帰ってくる。

警官「時々こうやって注意しながら散らしてるんです。」とドヤ顔。

散らすんだったら逮捕すれば?


永遠に泳がせて売買させる気でしょうか。

売買人たちが群がる給食車の説明をテレビクルーにする警察官。
「彼らは麻薬密売人で夜通しいるからお腹空くんですよ。」

スコットランドヤードなら、直ちに駆けつけて
一網打尽にするでしょう。

なぜ野放し?

とにかく残念です。

この間も、パリの奥深さに感激のキャパシティを超えて帰国したお客様だけど

実は、地下鉄内で、私と一緒だったから被害を免れたという一件があったのです。

・全く一般人の通勤客を装ってドア近くに座り続ける目的地なさそうな女性

・空いてる席があるのに不自然に立ってる男

・彼と他人を装いながら同じく立ってる男

・携帯で(おそらくカモ=私達日本人ツーリストみっけ!ということ)連絡したのか途中駅から乗り込んで来た助っ人の別の男

私は下車駅でお客様に、「降りたら歩かずにまず壁際に立って下さい。」

壁際に立つ私達目がけて4人一斉に近づいてきたのは想定内

私「気付いてるから、あっち行きなさい。」睨んで追い返す。

4人は、プチショックの面持ちでした。

鴨がネギしょってやってきたようなジャパニーズが
オレたちに気付くなんて( ̄□ ̄;)!!

お客様は、スリに気づかなかった自分自身にショックを受けてらしたが
この時、もし身なりの良いこの方たちだけだったら

確実にやられてたでしょう。

とにかくフランス警察

この番組のレベルですから、日本人(以外も)が年中被害に遭っても
スリや泥棒など、捕まえる能力も、捕まえる気もないのだ。

そして、ツアコンは

パリとローマ、フィレンツェ、ベニス、ミラノの警察署に

せっせと被害届を作成しに通わなければならないのだ。

頭痛い。

しかし、この私、添乗生活30年、唯一被害に遭ったのは、フランスでもイタリアでもない
東京の虎ノ門だった。

スリは日本人

車内で私のトートバッグに手を入れた。

当然こちらは気付く。
一緒に下車して追いかけ、改札を抜けようとする相手を前に
駅員に叫んだ。

「スリです!通さないで!追いかけて!」

スリは地上に階段を上って行った。(当たり前)

駅員は、反対ホーム行きの階段を下りて行った。
(why?)
後から平謝りされても、もう遅い。

そして、ここに名前は出さないが、某警察署の担当者

被害届を作るのに、漢和辞典めくりながら書き出してくれた。

ため息が出た私。

パリもバカだけど、東京もいい勝負。

後日、あらためて警察から連絡がきた。

盗んだ私のキャッシュカードで近くのATMから引き出そうとする男がカメラに写ってたと。
(暗証番号が分からず失敗)

犯人の顔を見せてくださいと言う私に、

「それが、画像が悪くて犯人の顔が判別できないんです。」

キャハハハハ


何のためのカメラ?

こういうことで怒る人もいるんでしょうけど
というか、ほとんどの人は怒るかもだけど
私はもう怒らなかった。

右を向いても左を向いても
世界はバカで溢れてる。

日本のような軽犯罪の多い国で、ファスナーなしのトートバッグなんて持ってしまう私を筆頭として。

事実は小説より奇なり

というけど

事実は小説より喜劇でした。