彼は赤ちゃんの時から

 我慢強い子でした。
 
そのまんま大きくなるわけがないと
 
誰もが思ったものでしたが
 
今も素直で、おばあちゃんの説教にひたすらニコニコ
 
耐えてるその姿
 
おばバカが加速してしまいましたよ。
 
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母、私、甥っ子の三世代
梅田イタリアンでの食後。
私は先日の銀座ブログの写真と
バッグと靴以外は全く同じ服装
我ながらようやる。
 
母(おばあちゃん)が何にキレたかというと
 
甥が、居酒屋のバイト代8万円ではお小遣いが足りないと
言った時
 
「学生が何言ってるの?!
サラリーマンの小遣いは月3万よ!!」
 
どこ情報?
 
ほっといてあげなよーと思う。

おばあちゃんの説教ヒートアップ「就職活動どうなってるの?
お小遣い節約して卒業旅行はヨーロッパ行きなさい。
アジアばかり行ってないで。」

彼は予算がないとかで、アジア旅行ばかりしている。
が、おばあちゃん、そこまで口出す?

そして「今行ってる居酒屋で正社員募集してないの?」

甥「絶対いやです!」

話そらせようと
「○○ちゃん(甥)は、小さい時から良い子だったねー♡
公園の滑り台すべらせたら、ワーンて泣き出したねー」
と感慨に浸る私に
「泣いたんならやめてやって下さい。」とクールな対応の22歳。

また当時、公園で少食の彼がオヤツのおまんじゅうを食べることを
なぜか褒めそやし
「もう一個ちょーだい」とねだった時など
母「かしこいねえ。」
私「「なんてお利口なんでしょう!」
とイタさとどまるところを知らず
後ろでほうき持ってたアカの他人のおじいさんから
「甘やかすのもええかげんにせーよ!」と
怒鳴られたなんてことも今は昔。


おばあちゃんの話は続く。
「この間、auのポイント貯まって
どーたらこーたら(ついていけない)
青春18切符で飛騨高山行くのに3枚使って
残り2枚金券ショップに売って
どーのこーの」

これで認知症なのだから恐れ入る。

ボケる前と性格変わってない。

本当に興味のあること以外びっくりするほど
覚えてないのだ。

薬で進行ストップしてるとはいえ、もはや
親戚の顔は全滅。
 
私は甥に言った。
 
「おばちゃんはね、こういう母親に育てられた
お蔭で、添乗中、どんなワガママなお客様にも
耐えられるのよ。」
 
甥「それは無敵ですね。」
 
母「あなたたち二人の写真撮らせて。
今度いつ会えるか分からないから。」
 
私「お母さんも加わって三人で撮ろうよ。
老い先短いから。
あ、でも良い人は早く神に召されるから
お母さん長生きかな?」
 
甥「おばあちゃんは、ものすごく長生きしそうな気がします。」
 
そうかも・・・。