フランス警察が真面目にやっています。

129人の命が奪われてから。(ため息)

トルコ警察は、昨年12月と今年1月
二度にわたって今回の実行犯の一人をフランスに警告したにもかかわらず

「フランスから何の答えもなかった。」と
怒りをぶつけています。

たらればは今更の話だけど

この時、真剣に追跡していれば
結果は違っていたかもしれません。

フランス警察がトルコ警察の警告をスルーした時の様子

自分自身の体験がよぎりました。

今回の銃撃戦地サンドニへ
お客様をサッカー観戦にお連れした時のこと

アラブ系の人達が、次々切符を買わずに
改札を飛び越えて行くのを
改札口職員の女性がほおずえついて眺めてる。

「ちょっと!どうして注意しないの?
ああやって無賃乗車でホームに入った人達が
日本人のパスポートや財布を盗るのに」

すると
こう言われた。英語で

Go away!(あっちいけ!)

そしてバッグを持って立ち上がると
ランチに行ってしまった。

あ、仕事増えるのが面倒だったのね。

この女性改札職員もアラブ系

フランスの現状の縮図では?

人格を形成するものは

先天的なもの(DNA)と後天的なもの(環境や教育)
両説あると児童教育で学んだ。

私は、日々の環境と幼児期の教育で
何とかなると信じたい派である。

リッチモンドの近くに行きつけのカフェがある。

オーナーは、南仏出身のイスラム教徒。

ヨーロピアンに近い風貌であるため気付かなかった。

事実はショックだったが 
宗教を知ってしまったからといって 
いまさらどうして嫌いになどなれるだろう。 

彼は私をロンドンで初めて親しくなった日本人だという。
困ったことに、一切飲食代金を取ってくれない。
You are my sister
と言って。

このカフェには、毎日近所の温かいイギリス人常連さん達が集い
イスラム教徒の彼は、イギリスに来て人を信じられるようになった
と嬉しそうに語る。

こんなのは一部の美談かもしれない。

しかし
誠実、勤勉、正直、緻密、真剣に仕事に取り組む
など
彼の特性は、周囲からの影響で培われたものであると思う。

そして、その環境でいうなら

フランス警察は、
喉元過ぎればまたサボタージュにもどるのではないかと危惧している。