傷を、隠さない。
TOUR RECORDでは、革に残された傷やシワ、焼印などを、必ずしも「欠点」だとは考えていません。
むしろ私は、そこにこそ革の美しさがあると思っています。
天然皮革には、ときどき傷があります。
シワがあったり、色の濃淡があったり。
そして中には、動物が生きていた頃につけられた焼印が、そのまま革に残っていることもあります。
一般的には、こうした部分を避けて製品を作ることもあります。
でも、TOUR RECORDは少し違います。
その傷も、そのシワも、その焼印も、
その命が確かに生きていた記録だからです。
人間も、同じなのではないでしょうか。
生きていれば、傷つくことがあります。
失敗することもある。
遠回りすることもある。
「あの頃に戻れたら」と思うような出来事だってあるかもしれません。
でも私は、それらを消してしまいたいとは思いません。
楽しかったことも。
苦しかったことも。
成功したことも。
失敗したことも。
全部が、自分が生きてきた証だからです。
傷のない人生が、美しい人生なのではない。
傷も、失敗も、遠回りも抱えながら、それでも前へ進んできた人生には、その人にしかない美しさがある。
私はそう思っています。
新品の革製品は、もちろん美しい。
でも、使い続けることで傷がつき、色が変わり、艶が生まれ、その人だけの表情になっていく。
10年後。
そのバッグについた傷を見ながら、
「この傷は、あの旅でついたな」
「これは、あの仕事を頑張っていた頃だな」
そんなふうに思い出せるものを作りたい。
ただの「モノ」ではなく、
人生を一緒に旅して、記録を刻んでいくもの。
それが、私がTOUR RECORDで作りたいものです。
Life is a Journey.
Record it Beautifully.
人生は旅。
傷さえも、美しい記録に。
TOUR RECORD


