お疲れ様です。
オリンピックが終わりまして、近頃は甲子園ばかり見ております。
お盆も終りを迎えますが、夏季休暇はまだ折り返し地点の方も多いですので、世の接客業の皆様、元気でのり切りましょうね
さて、先日接客をした内容から今回はやっていきたいと思います。
先日、帰省中に子どもさんがアレルギーを起こしたらしいと来店されたお客さんの接客をしました。
色々と聞き取りをしましたが、症状としては、目が痒い(多少の目の痒みで赤くはなっていない)、蕁麻疹が出ている(手首から肩くらいまでと、脇腹等に出現)というもので、12歳で、実家の犬を触ってからどうも様子がおかしかった、来店はその後、約1時間ほど経っておりまだ蕁麻疹が落ち着いていない、痒いらしい、というものでした。
話を聞く限りですが、食べ物のアレルギーはなく、下痢もしていないし、口の周りや口の中は異変はないとのことでしたので、お客さんのおっしゃられるように、一番怪しいのは実家の動物であるようでしたが。
恥ずかしながら、犬のアレルギーって初めて聞きまして、大体は猫アレルギーの方のが多いんですけどね〜などと世間話も致しました。
今ある症状から、今すぐに受診勧奨といったふうではなく、とりあえずの市販薬でも対応可能そうでしたので、お薬を販売しましたが、これから目が充血しだしたり、くしゃみが出だすとか、咳が止まらない、下痢になる嘔吐する等おきだせば、すぐにでも受診されるようお願いし、そのような症状がなくとも、帰省されて落ち着いたら一度アレルゲン検査をすることもおすすめしました。
アレルギーの診断は、お医者様しかできませんので、今回もただの予想の領域であり、実は違うものに反応していた、なんて可能性もなきにしもあらずですので、帰省中は普段と違うことなど多々あるわけですので、念の為おすすめするべきかと思います。
今すぐにでも受診してください、という症状についてお話しておきますね。
まず、店頭にアレルギーらしいというお客さんが来られましたら、できれば発症していると思われる本人と会えるならば会って様子を見て下さい。
店頭に、ご本人さんが来られない場合はよく話を聞いて下さい。
普通に歩いて来られる、お話もできるようであれば一先ず重症度は低いかと思います。
次に、外的状態の確認をしましょう。
顔が腫れている、特に目の周りや口の周りが腫れている場合は要注意で、直ぐに受診して貰うようお願いしましょう。
顔が腫れていたり、顔に大きな蕁麻疹ができていたり小さいものが無数にできている場合も要注意で、この場合も受診勧奨です。
目の充血が酷く、白目の部分が浮腫んでいる、または泣いているように見える等も要注意で、これも受診勧奨でよいかと思います。
私が過去に実際接客した酷い充血の方は、白目の部分がくすんだ灰色っぽい色でしたが物凄く充血していまして、目が潤み、瞼も薄っすらと浮腫んでいました。
そのような方に会えば多分わかると思うのですが、普通ではないと明らかに分かる状態になっているかと思います。
くしゃみの頻度が多く、鼻水がダラダラ出る等も要注意で、これも受診勧奨です。
喉が痒く感じ、咳がなかなか止まらないというのも受診勧奨です。
くちびるが腫れていたり、口の中が浮腫んでいる場合も要注意で、こちらも受診勧奨です。
喉の奥の方までその様子が見られましたら、急いで受診されるようお願いしてください。
また、体の広範囲に蕁麻疹が出ていたり、広範囲に斑な肌の色になっていたり、体がそのせいで熱を持っている場合も注意が必要で、受診勧奨でよいかと思います。
しかしながら、これらは診察ではありません。
医師免許のない素人が、自分だったらどうするかに加えて市販薬の知識が多少ある程度の判断で行っていますので、断言できるのは受診勧奨一択です。
大切なことは、落ち着いて話を聞くこと、症状の見極め、知識を総動員し登録販売者としての意見を伝える事です。
間違ってもお客さんの言うことを全て肯定したり、勝手な医術的判断で押し付けないことです。
帰省中ともあれば、普段突然アレルギー症状が出ても不安になるわけですので、さらに不安はましておられるかと思います。
落ち着いて、優しい声で受け答えしてみて下さい。
では、次回もアレルギーの対応についてやっていますね。
本日はここらへんで