お疲れ様です。


台風1号が発生したそうです〜驚き


これから秋にかけてまで、今年は何個の台風が発生するのか…とにかく、今は1号の行く末を見守りましょう。


いよいよ暑くなってきて、腕や足を出す機会が増えてまいりましたね。


小売業の皆様におかれましては、業務中も例外でなく、腕を出して納品等されてるかと思います。


この時期、納品等で商品や棚が腕にあたり、痣(内出血)ができて、半袖を着る時に恥ずかしかったりしますよね……にっこり


今回は、痣に効くとされる市販薬についてやっていこうと思います。


ここで言う"痣"は、先天性のものでなく、作業などによりできてしまった痣です。


コケたり、どこかに強くぶつけたりなどすると、内出血を起こして青あざができることがありますよね。


打ち身などの外傷による内出血が原因の青あざは、皮下組織の出血が皮膚の下にたまって青く見えます。


打撲やねんざでできた青あざは、軽いものであれば数日から数週間経てば自然と治りますが、顔など洋服等で隠すことができないところにできた場合は、少しでも早く治らないかな?と思いますよね。


ほとんどの痣は、病院に行くほどでもない程度で、市販薬を使って様子をみたいという方も多いのではないでしょうか。


内出血による青あざは、できたての場合や熱を持っている場合は、まずは患部をよく冷やすと炎症がおさえられて青あざが大きくなるのを防げます。


炎症や腫れが落ち着いてきたら、青くなった部分を温めるなど、血行を良くすると、治りが早いと言われています。


お薬をお買い上げされる際に、酷いものでなければ打ち身の状態を聞き、出来立てや熱を持っている場合は先ずは冷やしたほうが良いことと、落ち着けば温めましょう、と養生法をお話するのも良いかと思います。


青あざに使える市販薬に配合されていることが多い成分は、サリチル酸(サリチル酸メチル・サリチル酸グリコール)と、ヘパリン類似物質です。


サリチル酸は、古くから湿布薬に使われている成分です。


末梢の知覚神経に作用して痛みを鎮めるとともに、血流を改善し新陳代謝に働きかけます。


湿布には、冷たく感じる冷湿布と温かく感じる温湿布があります。


炎症や腫れなどの急性の痛みには冷湿布、肩こりなど慢性の痛みには温湿布が向いています。


ヘパリン類似物質には、血行促進作用や抗炎症作用があります。


筋肉痛や関節痛などにも使われます。


その他にも、保湿に使われたり、傷や火傷などでできたケロイドの治療にも用いられます。


ヘパリン類似物質には、血が固まらないようにする作用があることに注意が必要です。


出血性血液疾患(血友病、血小板減少症、紫斑病など)など、出血に気をつけないといけない人には使用できませんので注意しましょう。


たかが塗り薬なのに、出血性血液疾患だとヘパリン類似物質が入っているものは使えないの?と思われるかと思いますよね。


基本的には副作用の発生頻度が少なく、赤ちゃんから高齢者まで使え、色々な市販薬に入っておりますが、出血性血液疾患の方と、血液凝固抑制剤の服用をされている方にはNGです。


市販薬ですので、そこまで強い薬ではないのですが、念の為やめておきましょう。


もし傷口から血が出ているような場合は、出血を助長する可能性が高いですので、なるべく傷がない所に使いましょう。


では、次回は続きをやっていきたいと思います。