お疲れ様です。
更新が少し遅くなってしまいました
皆様、お元気でしょうか?春はどこ行った?くらい気温が高く、新緑がますます眩しくなってきたと思ったら、今日は寒いです!
自分の周りでは再びコロナが流行りだしてまして、なかなかマスクが外せません。
風邪にもお気をつけ下さい
間があくと忘れそうになりますが、虫刺され薬の続きをしていこうと思います。
皆様の店舗にも虫刺され薬の特設コーナーができましたでしょうか?
古くからある薬から新商品まで、本当に沢山の虫刺され薬が出てますね。
今回は昔からある「キンカン」について書きますね。
キンカンも今や種類が増えました。
今年出たキンカンの新商品といえば、錠剤と虫除けスプレー、赤ちゃん用のキンカンですね。
キンカン虫除けスプレーは蚊のみならず、ブヨ、ハエ、アブ、ノミ、イエダニ、トコジラミ、マダニ、ヤマビルの忌避にも使えるということで幅広く効き目が期待できそうです。
成分はディート10%となっています。
首筋や顔に塗る場合は、一度手のひらにスプレーしてから塗る、ということになってますので、直接スプレーするのはやめておきましょう。
6ヶ月未満の乳児には使用禁止になってます。
パウダータイプですので使い心地はサラサラです。
個人的に残念なのは、キンカンのにおいが好きな自分にとって、石鹸の香りだった……という点でしょうか。
赤ちゃん用の、キンカンハイハイローションは、しっしん・かぶれ・かゆみなどのさまざまな皮膚トラブルに対して、生後1か月頃から使用できるローションタイプの皮膚薬です。
用法用量は、1日数回適量となってますし、メントールやエタノールが使われてない点が良いかと思います。
ただし、目と口には入らないようお気をつけ下さい。
そして、内服のキンカンAL錠ですが、こちらはアレルギー用薬となっていまして、眠れないほどのかゆみや我慢できないほどのかゆみに使える錠剤タイプのかゆみどめとなってぃす。
全身のかゆみに使え、抗ヒスタミン作用をもつジフェンヒドラミン塩酸塩が、体中のアレルギー反応を鎮め、じんましん、鼻炎、湿疹・かぶれによるかゆみの症状を抑えるとされています。
アレルギー用薬も徐々に増えてきていますが、アレルギー用薬に関しては、またの機会に書かせていただきたいと思います。
さて、キンカンといえば、田舎の祖父母の家に行くといつもテレビの横にあり、虫刺されといえば祖父母はいつもキンカンを使っていました。
祖父母に抱きつくと、たまにキンカンのにおいがし、自分の中では懐かしいにおいの定番になっています。
店頭でも、高齢の方にはキンカンをお買い求めになる方が多い気がします。
さて、キンカンとはどんな市販薬なんでしょうか。
効能効果を見ますと「虫さされ、かゆみ、肩こり、腰痛、打撲、捻挫」となっていてちょっと驚きますよね。
特徴を見てみると「有効成分が複合的に作用して、すばやく患部の熱を奪い去り、局所刺激を与えることにより、かゆみや痛みの伝わりを抑制し、虫さされ、かゆみ、肩こり、腰痛、打撲、捻挫に対して優れた効果を発揮します」となっています。
キンカンに含まれている成分は、一般的な虫刺されの薬に含まれている成分とはちょっと異なります。
成分内容を見てみますと、かゆみの原因となるヒスタミンの働きを抑える成分は含まれていませんよね。
では、何が含まれているのかと見てみますと、皮膚に刺激や清涼感を与えるアンモニア水やメントール、トウガラシチンキなどが含まれています。
さまざまな刺激を皮膚に与えることによって、知覚神経を麻痺させてかゆみを感じなくさせているんですね。
"神経を麻痺させる"ので、かゆみだけでなくて、肩こりや腰痛などの神経からくる痛みにも効く、という仕組みになっているので、虫さされやかゆみ以外の「肩こり、腰痛、打撲、捻挫」という効能があるわけです。
市販の虫刺され薬によく入っているweak(弱い)とされるステロイド類も入っていないので、眠れないような〜等で表現される強いかゆみにはあまり効果を期待できませんが、虫刺され薬としては効き目はあります。
塗り方に少しだけ注意点があります。
塗ったあとにすぐ服を羽織るなどせず、乾いてからにしましょう。
一回の使用に塗って乾かして、塗って乾かしてを数回繰り返し、幹部が服等で覆われる場合は乾いてから着る、これが意外と大切です。
においも服に移りやすくなってしまいますし、乾いてから出ないと、衣類等に成分を持っていかれてしまいますので、お気をつけあれ。
キンカンに一番感じることは、存在の懐かしさや、香りに癒やしの効果があると(個人的な意見ですが)思っています。
〆が個人的な意見になってしまいましたが、今年のシーズンも、キンカンは大活躍すること間違いなしです!
では次回も虫刺され薬について書いていこうと思います。