母のこと | 日本語教師の独り言

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日々感じたこと、思ったこと、楽しかったことなどを綴っています。
クラシックのコンサートに、ときどき行くので、そのことも備忘録的に書きたいと思っています。

皆さま、こんにちはニコニコ

 

今日は一日、とてもいいお天気でした太陽

なのに、家にこもって口頭試問に向け、せっせと自分の書いた論文を読んでいましたネガティブ

 

さきほど、指導教官から「重大な問題が!」と連絡があり、一部、書き直しを命ぜられましたガーン

やるっきゃない、、、

 

さて、

 

 

 

 

 TODAY'S
 
母のこと

 

 

 

 

というお話ですおばあちゃん

 

なんどか登場していますが、母は認知症を患っています。

認知症って診断されて、3年が経ちますダーツ

早いな~

まさに、

 

 

 

光陰矢の如し

 

 

 

徐々に認知機能の低下を感じます。

 

認知症といっても、いろんな種類があり、母はいわゆる「アルツハイマー型」の認知症と診断されています。

その場合、およそ8~10年の間でこのような経過を辿るとされています。

 

 

老人ホーム検索サイト「みんなの介護」より

https://www.minnanokaigo.com/guide/dementia/progress/

 

 

さらに、これには段階があるらしく、ALZHEIMER'S ASSOCIATIONのwebサイトによると、7段階あるそうです。

 

 

 

 

細かいことはいいのですが、母はどうも、中等度のレベルの中の下から上までを行き来しているようですうーん

 

 

 

 

でも、その中でも私の母に対する印象は、

 

 

 

落ち着いている

 

 

 

という感じなんですびっくりマーク

 

 

 

こればかりは、本当に100人いたら100通り(もしかしたらそれ以上)ありそうなので、恵まれているほうなのかもしれません。

 

 

 

とはいえ、認知機能そのものの低下は否めません。

 

 

 

認知機能の低下というのは、たとえば、記憶障害や言語障害、見当識障害といったものです。

 

記憶障害は、まさに「記憶」の問題で、少し前のことが思い出せないといったものです。これは、常に感じます。

 

言語障害は、いろいろあると思いますが、ことばが聞き取れない、言いたいことが言えないといったものが代表例です。あとは、自分の名前の漢字やひらがなが書けないといったものも含まれると思います。母は、自分の名前が漢字で書けなくなりつつあります。また、テレビを見てはいますが、何を言っているか理解はできていません。

 

あと、見当識障害は、時間や日付、月の感覚、場所の認識ができなくなるものです。母は、場所に関しては、なんとか保持できています。そのため、徘徊が出ていません。ただ、日時に関しては、まったく理解できていません。春夏秋冬の感覚もなく、近頃であれば「まだ寒くなるで、これから冬やから」などと言っています。

 

このようなことが起因となり、行動面への問題が生じます。それらを「BPSD」と言います。

よく聞く、「妄想(ものとられ)」「徘徊」「幻覚・妄想」などです。「嫁がお金をとった」「ご飯を食べてない」「知らない人が来た」などなど。

以前は興奮して、「鍵がない」「泥棒がきた」、そんな興奮状態が原因で訪問介護やデイサービスの送迎の受け入れができなかったのですが、こちらはなくなりました。

 

BPSDが加速すると、介護者が困難になると言われています。

その意味で、母はこのBPSDが低減されています。それが、認知機能が低下したことによるものなのか、環境要因が安定しているからなのかはわかりません。

 

これは、さまざまな判断が難しいところです。

認知機能の低下によるものであれば、認知症の進行が進んでいることになります。

環境要因が認知機能の低下を抑制しているのであれば、うれしいしらせです。

でも、こればかりは専門医でも判断が難しいようです。

 

ただ、「介護」の専門家に言わせると、症状が「進行している」という様子が窺えるということです。それは、それで間違いないもだと思われますショボーン そして、仕方のないことだと、素直に受け入れるべきものだとは思っています。

 

そういうサポートをくださる方々の声の中から、デイサービスの利用ではなく「小規模多機能施設」への移行を勧められました。

この移行に際し、現ケアマネさんからデイサービス、そして「小規模多機能施設」の方との面談の場を作っていただきました。

こんなに幸せな機会はありません。母一人のために、何人もの方が集まって、母のこれからのことを協議くださったんですおねがい

 

 

 

ありがたい!

 

 

 

母の人徳でしょうか。

ふと、そんなことを感じる場面がありました。

 

母にとっても、また妻や私のこれからにとっても、良い方向に進めるよう考えていこうと思う今日このごろです。

 

 

 

 

 

 

ここのところ、母は、ハンドクリームを塗ると、とてもうれしそうにしています。

まさに、「ぬくもり」なのでしょうか。

母の介護を通じ、いろいろなことを考えさせられますチュー