まずは前回の正解発表からまいりましょう。
第905問 正解:琵琶湖
現時点で確認されている古代湖はバイカル湖、カスピ海など世界に二十余りです。
それでは本日の問題です、第906問!
ドミニカ共和国の領土がある島はどこでしょう?
ウルトラクイズの思い出を語るシリーズ。
今回、次回と、私が選ぶ名勝負を紹介して締めたいと思います。 今回は決勝以外での名勝負、
直で見た方も多いと思われる第15回大会「ドミニカ共和国」での新大陸獲得クイズの終盤です。
ここでのクイズ形式は斬新かつ衝撃的なものでした。 クイズファンの間で「ドミニカ」といったら、
どのような形式か通じるくらい有名になったことを考えれば、その凄さが分かるでしょう。
早押しクイズに正解したら任意の1人を封鎖、それを続け、タイマン状態で正解したら勝抜け。
封鎖は勝抜けが決まるまでは解かれない。 それ故、実力者は序盤の段階で封鎖されやすい。
実力者は序盤で正解し続けない限り、早期での勝抜けは困難であるというものです。
この形式で最後まで残ったのは、機内ペーパークイズ第1位の大石さんと、数多くのクイズ番組に
出場した経験を持つ能勢さん。 当時、私は放送を見ながら、決勝に行くのは、この2人だろうと
予想していたので、どちらかが敗退する場面に固唾を飲んで見守りました。 どちらか正解したら
勝抜けが決まる状況。 この緊張感に「これ決勝だよ」と口走ったのも良く覚えています。
ボタンを押したのは、大石さん、しかし誤答。 1回休みのため、ここで能勢さん1人に対する出題。
「春眠暁を覚えず」と詠んだ唐の詩人は誰? という問題に、憔悴と安堵が混じった表情を
しながらボタンを押した能勢さんが、指を指しながら「孟浩然!」と絶叫し、正解。
前回の記事で、「どんな形式で勝ってこそ真のクイズ王」と言った能勢さんが勝抜け。
このタイマン勝負。 出題されたのは2問ですが、ここまでのプロセス、緊張感から
決勝以外での名勝負と思っています。 次回は決勝戦の名勝負を紹介します。