オーバーヘッドパネルの形状はサイドパネル付きにする

 

ルーフから背もたれの間にパネル3枚を使う構成

 

材料は

* 革工芸材料(3mm厚牛革)、ニス、ワックス

* ダイソーのワイヤーパネル 26×51cm 3枚

* タイラップ、革紐

 

【製作する】

* L字パネルのフレーム作り

手持ちのイレクターパイプを使ってワイヤーパネル中央でL字に曲げる

 

折れないように曲げラウンドを付けてゆっくり曲げたが1箇所折れた

* 背面の革素材を加工する

1 ワイヤーパネルに合わせて切り出す

 

2 ワイヤーパネルの網目に合わせて革紐を通す穴をポンチであける

 

3 レーザー彫刻で絵柄を入れる

面積が51×52cmあるので無地は味気ない

今回はモデラ彫りせずレーザーマーキングだけ入れる

 

5 革床側は防汚、防水にワックスを塗る

 

6 L字パネル2枚を突き合わせタイラップで固定してから革を張り、革紐でパネルに固定する

 

7 レザーニスで表革を塗装する

モデラ彫りしないので染色すると絵柄が見えにくいので染色せず透明ニス仕上げ

 
【キャノピーに取り付ける】
L字突き合わせパネルの下に平パネルをタイラップで固定する
ルーフピラーの後ろに設置し、3枚組み合わせをタイラップとベルトで固定する
頬杖を突く絵柄は片方だけのほうが良かった
左右対称は福笑いになると思って左右で高さをずらしたら、よけいに変なデザイン
 
とりあえず完成
 
サイドに革を張らず使い勝手を確認した
 
パネル上端にスペーサーを挟むとサイドパネルが前上がりになり、ルーフに沿う形になる
 
後方側方確認とか、乗車する時にサイドパネルが多少邪魔になる
サイドは三角形の革を張る予定
 
フレームも切って3角形なら視界の邪魔にならないが、パネルの剛性が低下するし、危害予防が要る
 
形状によっては、野暮ったくなるので視界の邪魔にならない形を検討する
 
出来栄えは非常に個性的、悪く言えばダサい
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【サイドパネル革材を作る】
形状はフリーCADで描き、スクリーンショット画像をレーザー彫刻のデータにして薄く描いた
 
レーザー焼けの煤がでないように出力は6%程度、照射時間は5mms程度
 
煤が出ると革材が汚れて、着色、ニス塗り、ワックス塗りで汚くなる

塗装してレーザー彫刻すれば周りを汚さず煤を拭き取れるが、細線でないと焼き肌なので表面処理が要る
型切りは革バサミだが、厚いので曲線部は剪定鋏が楽と思う
 
左右パネルに絵柄がないと殺風景、付けると目立ち過ぎな感じがして、小さめに絵柄を入れて着色した
 
明るい茶色をイメージしたがコードバンの染料を塗ったら暗くて失敗な感じ
 
ニスを塗ったらもっと暗くなる
でも、もったいないので取り付ける
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【サイドパネル仕上げ】
サイドパネルの革材に表ニス塗り、床革にワックスを塗る

色薄く重ね塗りしてないので色ムラありあり

パンチ穴を開け、革紐を通してパネルに取り付けた
 
 
パネルが色褪せたら絵柄の風合いが良くなるかもしれない
 
上半分のサイドパネルでも風除け効果はあり、視界の遮りも思ったより少なく、十分実用になる