障害のある子と行く
心豊かになる旅のプロデューサー
山本のり子です。
私は、自閉症の息子を育てながら
障害のある子と親が一緒に旅をする
「ツアードウ」という旅行事業を
やっております。
多くのブログからアクセスいただき
ありがとうございます。
今日は、当時10歳だった息子が
初めて海外旅行した時の事を
書いていきます。
幼稚園年長の時に
「軽度自閉症」と診断されてからは
園長先生が特別の配慮をして下さり
無事に卒園しました。
そして療育手帳を取得して
地元の小学校に入学しました。
療育室の先生の勧めもあって
支援級にも籍を置いていたので
クラスメートの子供達も
「何か助けてあげればいいのかなあ」
と感じるのでしょうか。
優しくて面白い子供達に恵まれ
息子は幼稚園の頃と打って変わって
毎日楽しく登校していました。
また、小学3年生からは
民間の療育機関にも通い始め
私も自閉症の勉強をたくさんして
息子の療育に励みました。
ただ成長が思っていたよりもスローで
中身は園児の頃とあまり変わらず・・
療育手帳の判定も
軽度→中度へと変わりました。
そんなある日
息子が小学5年生の時
サイパン旅行のチャンスが訪れました！
所属する、障害児者の親の会に、
障害のある人も、旅行で見聞を広め
感動を抱いて欲しい。
と、暖かい思いが込められた
寄付金をいただいたのです！
親の会ですから
障害のあるお子さんは
様々な年齢層の方々がいます。
ですが、この年は
学齢期の子供達に
チャンスをいただけたのです
さっそく皆で
ワクワク、ドキドキしながら
話し合いました。
「どこへ行く？」
「本当はずっと海外行きたかったの！」
「そうそう！私も！」
「でも長いフライトはキツイよね」
「時差も避けたいよね」
「じゃあグアム・サイパンは？」
「いいねー！！」
皆、キラキラと目を輝かせ
「思い切って行ってみようよ！」
「皆と一緒なら、きっと大丈夫よね！」
とすぐに決まりました。
何かと安心できる
大手旅行会社に依頼して
自閉症の特性を説明して
理解していただき
ついに3月上旬
自閉症の子を持つ６家族での
サイパン旅行が実現したのです！
もちろん何事もない訳はなく（笑）
ちょっとしたハプニングもあったけど
なんと楽しい海外旅行ができたのです！
次回は、どんな旅行だったのかを
当時の記録を見ながら
書いていこうと思います。
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