競馬のこと全然わからないから馬券は一枚も買わなかった。
とにかく競馬場がどういうところで、賭ける以外の事でどう楽しめばイイのかをなるべく分かろうというのが初めての競馬場の目的だった。
昔少しだけ乗馬をやった経験があり、馬は好き。
でも、体力は人並み以下、運動能力もあまり高くない私にはこの歳になって乗馬を再開するのは無理。
でも、馬を見たいな、馬を見ると癒されるし、サラブレッドという見た目も素晴らしい馬が競争してるところを見たら心踊るよねと。
競馬って賭け事のイメージが強くて、失礼かもだけど競馬新聞片手に耳に赤鉛筆さしてるおじさん達が沢山いるところって感じがあり、ちょっと行くのが怖い的に思ってた。
だから、最初は競馬場に詳しい人に連れて行って欲しいなって。
でも、知り合いにそんな人全然いなくて。
だから、ここ何年か競馬場行きたいと思いつつ行けてなかったのが本当のとこ。
ダービーとか安田記念とか名前は知ってるけど、詳しくは知らないし、今日が安田記念の日というのはわかったけど、今日あるレースは全て安田記念だと思ってたんだよ。
でも、競馬場の中をしばらくウロウロして、いくつかレースを見て、お蕎麦食べたりしてからやっと、11Rが安田記念というらしいとわかる。
この理解でいいのかな?
ちょいと不安が残るけど、多分そう。
レースを見る時、背の低い私は馬がよく見えない。人の頭が何層もある後ろで、大画面を見ながら、そろそろ目の前に来るぞというのを見計らって画面から目を人と人の間の空間に移して待ち、一瞬、地響きと共に狭い視野の中を駆け抜ける馬の姿を目に焼き付け、おーっってなり、あとは画面でどの馬が勝ったか確認するって感じ。
よく見えないながらも、馬との距離が近いから地響きが凄くて、それも興奮する理由の一つ。
だから、指定席で見るのはあんまり良くないと思った。
よく見えるでしょうけど、迫力が違うよね。
もっと前の位置でもう少しよく馬が見えたらな〜と思うようになった。
で、いくつかレースを見ていたら、一つのレースが終わると立ち見の人がある程度はけるとわかり、その人々がはけた時にパドックを見に行ったり何か食べに行ったりせず、なるべく前目の場所を確保して、次のレースまでの時間そこを動かずひたすら待てば良いのではと気がついた。
で、ちょうど10Rを見てたとこだったので、これ終わったら前に行こうと目論んでいたが、何しろ次は11R。安田記念である。
皆さん同じ考えらしく、10R終了後はほとんど人が動かなかった。
そりゃそうだ。
これを見に来たんでしょうからね。
なるほど、そんな甘くないってことねと。
私もこれ以上後ろにはなりたくないから動かず待つしかないなと。
30分くらい待ちましたよ。
時々雨のぱらつく中。
で、とうとうレースのスタート
他のレースと比べ物にならない歓声と熱気に包まれる
結果はロマンチックウォリアーの優勝
てか、私にとっては初めて知る馬のお名前
レース後もなかなか人が動かず、優勝した馬と騎手が場内を回って手を振っている模様。
私には全然見えないから多分ね。
そこここで、かっこいい〜とかの声が挙がる。
しばらくして馬と騎手がいなくなったっぽいので、やっとビルの中へ。
まだレースはあったけど、雨も結構降ってたし、そこで帰途についた。
初めての競馬場はとても楽しかった
馬券は買わなかったけど、馬を見られて、レースの雰囲気を感じられて、なんだかわからないながらも熱くなり、有意義な時間が過ごせた。
興味があっても勝手がわからず、周りに競馬好きな人もおらず、ハードルが高くて踏み出せなかった競馬場への道。
今回で色々わかったからまた今度行ってみよっと。
次は早く行って、なるべく前の方の場所でもう少し馬が良く見えるところを確保して見たいな。
迫力は劣るだろうけど、指定席も経験してみたいし、レストランでゆっくり食事を楽しむのもいいよね。
私のイメージしてた競馬場とは違って、デートらしい若いカップルや若い男の子達のグループ、年配のご夫婦、小さい子供のいる家族連れ、その他もろもろ、いろんな人がいて、競馬場のイメージが変わったよ。
ビルの中もレース見るとこも内馬場も綺麗だったし。衛生面も問題ないと思う。
行ってみるもんだね。
女性が1人で行っても楽しめる場所だっていうのがわかったのが今回の収穫。
迷っている人がいたら、是非思い切って行ってみてね