[映画][ドラマ]『ドンファン』 | 映画・洋楽・パソコンまみれ

[映画][ドラマ]『ドンファン』

ドンファン(1995)
映画・洋楽・パソコンまみれ-ドンファン1
原題: DON JUAN DEMARCO
監督: ジェレミー・レヴェン
上映時間: 98分

あらすじ
死を覚悟した“ドン・ファン”が最後の束の間の情事を鮮やかに決め、NY裏町のビルから飛び降りようとするのを精神科医が止める。“ドン・ファン”は彼の勤める病院で治療を受けることを承諾。看護婦たちはその甘い雰囲気にとろけてしまい、彼の担当を競い争う始末で、引退間近だった医師も我然張り切って、薬物治療を推し進めようとする院長に反対、積極的にセラピーに当たるうち、彼の語る半生にすっかり魅了されてしまうもだが……。

レビュー
映像・・・3
音楽・・・3
物語・・・3
演出・・・4
総合・・・4


とても綺麗な映画

綺麗といっても映像が綺麗な映画ではありません
その雰囲気、世界観、ドンファン(ジョニー・デップ)の美しさ
この映画は「いかにして女性を愛すか」そんな映画です
カップルで見るもよし、ひとりで見るも良し
ですが、男ひとりで見ると虚しくなりますw

主なキャスト
マーロン・ブランド
ジョニー・デップ
フェイ・ダナウェイ

主要人物はとても少ない映画
それもそのはず、自殺しようとしたドンファン精神科医が保護
その精神病院で入院が必要かどうかを判断する10日ほどの間を
精神科医がドンファンから半生を聞いていくだけの映画です

なので、終始おとなしい映画で淡々と流れていきます
見る人によっては退屈な映画かと思います
最近は私はこういった映画も好きになってきましたけど(・・・歳?w)

精神病棟に保護されているドンファン
一男としての美しさは大変なもので
ドンファン周りには常に女性がいます(羨ましいですね)
普段の身振り手振りで自然と女性が惹きつけられていく
ドンファンの病棟には看護婦だらけになって問題になるぐらいに・・・(羨ましいですねx2)
それは、なにも女性だけではなく
最初は強い口調で指示していた男性職員もドンファンの影響で
ダンスを踊りスペインへ行ってしまうほど
それほど彼は皆を惹きつける力を持っています

そんな魅力的な男性を演じるのがジョニー・デップだってんだから納得ですね
正直ジョニー・デップ作品はいくつか見てきましたが、ジャック・スパロウもそうですがどの映画もはまり役と言えるほどの演技力・なりきりっぷりはさすがと言えますが
今作は特にはまり役でした
映画・洋楽・パソコンまみれ-ドンファン2
非常に格好いいですね

先ほど述べたように、この映画はドンファンが淡々と半生を語る映画
それは精神病院で薬を用いた治療が必要か、入院が必要なのかを調べるため
でも、ドンファンの口から出てくる話はどれも真実とは言いがたい
それこそ映画的な話
最初は担当の精神科医も疑いながら聞いていくが、真実とも受け取れるほどの力も感じる
伝説上の人物ドンファンを名乗るためそれもそのはずで
生い立ち等調べるといろいろな事実も見えてくるものの
彼の発言には魅力があり話は続いていく

そんな彼の言葉に
「人生で大切な問題は4つある
それは、神聖・魂・命・死の意味である
そしてその全ての答えは一つ
のみ」

そう言い切る彼に精神科医もそうだが、こちら側にもかなり影響を与えるものと感じた

こういった彼の話を聞くうちに
精神科医は影響を受け
やる気をなくし引退を決意した仕事にまたやる気を出し
妻を前よりも愛し、それを表現するようになる
さらに、老いにも抗おうとトレーニングマシンすら買う

全ての答えはのために

彼の話が本当か否か・・・それはお楽しみ
また、それをどう思うかもあなた次第といい終わりでした
最後に精神科医がこう言います
ドンファン・デマルコの病名はロマンス
そして、それは伝染する



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