出る杭は打たれる

　こんな記事を見つけました。

　http://www.huffingtonpost.jp/2015/10/30/rugby_n_8439004.html

　みなさんどう思われますか？
　私は、エディ監督に共感を覚えます。
　
　日本は、横並び、平均的といった感覚が大切にされる文化だなと常々感じます。
　劣らないように、勝らないように、周りと足並み揃えて、といった感覚。
　日本に帰ると「出る杭」にならないように、というプレッシャーを直接的、間接的に受け取ることがあります。
　そんなプレッシャーに息苦しさを感じることも度々です（裏を返せば、私自身がプレッシャーに打ち勝つだけの精神的な強さを持ち合わせてない、ということでもあるということですが）。

　最近、組織・チーム作りについてお話をすることが増えましたが、チームが機能していく、強くなっていくには、多様な意見を戦わせた上で、他者の多様性を受容していくことが重要であることをお伝えします。
　まさにエディ監督が言われる「あつれきが創造力を生む」です。
　強いチームとは、多くの「出る杭」たちの意見の衝突の結果、生まれるものだと思います。

　日本では「KY（空気読めない）」という言葉が表すように、皆が同じ感覚、考え方を持っていることを前提にしたコミュニケーションが主流ですが、そろそろその前提が変化する時期に来ているのではないでしょうか？
　一人一人がそれぞれの意見や長所を武器に「出る杭」になる勇気を持てる文化、そして多くの「出る杭」を尊重する文化に変わっていくことが出来れば良いなと思います。

　ではまた。