近況というか独り言… | Toul Otsuki

近況というか独り言…

最近Twitterばかりで、ブログがおろそかです。Facebookもおろそかです(..)


最近は夏に日本橋三越でのグループ展のための作品を描いております。


震災後初の作品ともあって、どのように作品が変化するのか…気持ちは変化しているのだけれど。


ヘンリーダーガーを観て、花を沢山描きたくなりました。彼の作品は様々な要素があり、感じ方も様々ですが、僕は特に背景が良かったとおもいます。

突き抜けた空間やカラフルな草花。手前に描かれた残虐な世界とは裏腹にバックには素敵な風景。




話は変わって、専門学校でのデッサンの授業の放課後、担当外の科の学生に特別講義(そんな大袈裟ではないが)をしました。
僕の絵に興味を持ってくれた学生を中心に思いの外大勢参加してくれました。

行き当たりのフリートークでしたが、みんな素直で良い生徒さんだったので、逆に楽しくやらせて頂いた感じです(^-^)

僕の絵の解説から始まり、
たまたま前日に日比野克彦さんの良いお話を聞いたので引用させてもらい、末長く創作活動を続けて行くための気持ちの持ち方など、経験談をおりまぜながらグダグダと話しました。

今でこそ自己主張の塊のような僕ですが、若い頃は自分の感情を押し殺しながらなんとなくしか生きて行けませんでした。自分が後悔だらけだったからこそ、若い人にはどんどん積極的にぶつかっていって欲しい。


ものを創る人間はどのぐらい人間的幅があるかが重要だとおもう。まだまだ自分もぺらぺらな人間だが、ある程度歳もとって、時間的な経験値は少しはある。そのなかから伝えられることは伝えて行きたいです。僕がかつて先生たちに学んだように。


ああ、ちょっと偉そうなことをいってしまった。



先生といえば、故大西先生に頂いた「本瑠璃」を今の作品に使ってみた。しかも製品化されていない濃厚バージョン。


なかなか上手くいかないです(*_*)
今更ながら先生の、あのニュートラルグレーの凄さが身に染みます。
彼しかあのニュートラルを出せる人はいないでしょう。もう二度と作られることはない…。

夜中アトリエで本瑠璃を画面に刷毛で引いたとき、いろんな思いが込み上げてきました。背筋が伸びる気がした。



とりとめのないことを書きました。日々色々考えます。相変わらず絵のペースは上がらずです…(;´д`)





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