あなたの仕事仲間には「どうしても苦手な人」という人はいますか?
 
そういう人と一緒に仕事をしなければならない状態もあるでしょう。
 
そんな時あなたはどうやって相手をほめますか?
 

 
苦手だと感じながらほめても相手の心には響かない
 
・まずは苦手意識を払拭するのが先決
 
「どうもこいつは苦手なんだよな」と思っている相手をほめることができますか?
 
相手のことを「苦手」「嫌い」と思いながらほめようとしても、おそらく、[心に響く言葉]は出てこないと思います。
 
もし無理にほめたとしても、この人は自分のことを本気でほめているわけではないということが相手に伝わってしまい、逆に「いい加減な人だ」とレッテルを貼られかねません
 
こういう状況ではまず苦手意識を払拭することが先決です。
 
相手がどのようなことに興味を持っていて、どんなことにこだわっているのかをじっくり観察し、相手のいいところや自分との共通点が見つかれば、おのずと「ここをほめよう」というポイントがわかってくるはずです。
 
あとは自信をもって相手をほめれば、お互いの意識やコミュニケーションパターンも変わっていきます。
 

 
役職に就いたばかりの部下をその気にさせるには
 
・自分の立場にピンときていない可能性が高い
 
新人の頃はバリバリと仕事をこなしていたAさん。
頑張った甲斐あって、晴れてサブマネージャーという役職を与えられ、4人の部下もできました。
ところが、職位が上がったというのに、なかなかこちらが期待しているような働きをしてくれません。
 
 
こういうタイプはまだ自分の立場にピンときていなくて、平社員だった頃の意識で働いている可能性がありますから、叱るのは逆効果かもしれません。
 
能力は高いタイプなので、速やかに次のステージに進んでもらうためにも、まずは現実を認識させる必要があります。
 
たとえば、「キミのチームの来期のシフトについて一緒に考えようか」と、[部下の指導]といったテーマに目を向けさせることで、気づきを与えることができます
 
突き放すのではなく、「一緒に考えよう」とケアすることで、Aさんも新たな自分の仕事に取り組んでいけるわけです。