あなたがほめようと思っている人はいつも同じ人だとは限りません。

自分よりも年上の部下であったり、女性であったり、非正規職員かもしれません。
 
いつも同じようなほめ方ではなく、相手によって話し方やほめるツボを変化させる必要があります。
 

 
年上の部下をほめるには敬意を払うことを忘れずに
 
・相手を立てて頼もしい戦力になってもらう
 
自分よりも年齢が上の部下をほめる場合は、人生経験においては先輩だという事実を忘れてはいけません。
 
しっかりと敬意を払うことが基本です。
 
そのうえで「さすがに色々とご存知ですね、助かりました」と、経験に対する評価と感謝を伝えて相手を立てるようにすれば、頼もしい戦力になってくれるはずです。
 
役職よりも人間性を優先させてこそ、お互いに気持ちよく仕事ができるのです。
 

 
相対評価よりも絶対評価が女性の部下をやる気にさせる
 
・数字や数値でほめられても嬉しく感じない
 
女性は他人と比較してほめられるよりも、自分自身のことにフォーカスしてほめられた方が、嬉しく感じる度合いが強いそうです。
 
いわゆる「相対評価」ではなく、本人の頑張りや能力をほめる「絶対評価」の方が効果的だということです。
 
男性以上に同僚との距離感やバランスを気にするため、誰かと優劣を比較されて自分だけがほめられると、謙遜どころか「そんなことありません!」等といった風に断固否定してしまうこともあるので気を付けてください
 
また、男性の部下に対しては「結果」や「数字」を使ってほめるのも効果的なのですが、女性の場合、それほど簡単ではありません。
 
抽象的な数字や数値を挙げてほめられるよりも、「○○さんのおかげで上手くいった。みんな喜んでいるよ」といった様に、自分の働きがどれだけ役に立ち、みんながどう感じているかを情緒的に伝えたほうが、圧倒的に嬉しく感じるものです。