さぁて、かなりの人を置き去りにしてしまうぞぉ。ごめんなさい。
○レッド・ピンパネールのキウイロール。
ロールケーキの種類ではない。技の名前である。
初めて見たときは、何が起こったのかわからなかった…。
タイガー戸口がキム・ドクの時代に一度だけ披露したが、天龍のローリングクレイドル並みにドタバタして見えた。
ピンパネールのスピードと切れ味は一代モノと言うべきか。
○ブラックジャック・ランザのコメカミぐりぐり。
相手のコメカミに拳骨をぐりぐり押し当てるというシロモノ。ブレーンバスターと言ってたはずだ。
渋すぎて逆に忘れられない。
○マーク・ルーインのロープ外し
ルーインにはスリーパーホールドというフェイバリットがあるのだが、こっちの方が忘れられない。
タッグマッチで、ルーインのパートナー(イヤウケアかブッチャーが多い)がリングに居ると、
リングのロープが段々緩んでくる…ルーインがコーナーのターンバックルを緩めているせいだ。
ロープを外してしまい、そのロープで相手の首をしめるという破天荒。
滅多に見ることの出来ない光景でしたね。
非日常なプロレスの中でも、更に非日常的な風景。さしものジョー樋口さんでも見ないフリ出来んもんね。反則とられます。
しかしルーインって不思議なレスラーだった。黙っていれば男前なのに
やることはシッチャカメッチャカだったものなぁ。
○ハーリー・レイスの喧嘩
昭和51年5月、レイス対ブッチャーの川崎市での対決は、レイスの喧嘩が炸裂。
足を負傷していたジョー樋口が松葉杖を抱えて本部席に着席。
で、試合はジェリー・マードックが裁いた。試合は無効試合だったが、レイスの暴れ方が半端なかったのが記憶に強い。
レイスは本部席に居た樋口から松葉杖をぶん取ってブッチャーを攻撃。
ゴングが鳴り響くなか、両者は控室までもつれ合う。
二人を追ったTVレポーターのマイクが、ガラスの割れる音を拾って中継で流された。
生々しい音だった。
この喧嘩ぶりから私はレイスのファンになってしまった。
忘れられない一戦。
○ブルート・バーナードの吼え声と前傾姿勢
ワオワオワオと吼えながら入場するバーナード。人の姿をした野獣というキャラクターが冴える。
この際に、上半身のみ幾分前かがみの姿勢をとりつづけるのだが、この「咆哮と姿勢」セットになって印象に残るんだな。さらに実力も伴っていたから手におえない人でしたね。
では、また。