函館で特別養護老人ホームを開設、また国の特別史跡五稜郭での野外劇開催など
福祉・文化に多くの功績を果たしてきたフィリップ・グロード神父が25日、85歳で亡くなられました。
家内の父は、グロード神父が開設した老人ホームに居ました。
入居の時には直接会ってくださり、コーヒーを飲みながら
「これからの人生を楽しみましょうね」と笑顔で話しておられました。
握手させてもらった時の、大きな温かい手が忘れられないです。
ホームは神父の志しが浸透し、スタッフ皆が素晴らしい方達ばかり。
母国フランスと日本の親善交流も神父は積極的に行われてました。
フランスの駐日大使は交代の都度、函館在住の神父を、わざわざ訪ねてくる程だったようです。
あと、私が忘れられないのは、ホーム開設に際し、資金を募るラジオ広告を
神父自身の声で直接話されていたこと。
当時は、あまり例の無かったことなので当時中学生の私は驚くと共に
神父の、その強い思いに感銘を受けました。
グロード神父はクリスマスに天に召されました。
悲しいけど、聖なる日に旅立たれたのは、神父らしい
お別れのしかただと感じざるを得ません。
グロード神父のご冥福を心から祈りたいです。
沢山の愛情を、ありがとうございました。
寂しいです、すごく…