最近読んだ本
冬場はどうしても「釣り」というより「コタツ」ってことになる。
昨日、今日みたいな大時化の天気だと特にね。 んで、大体こういう時は本かDVDでもってことが多い。
そこで、今回は、最近読んだ本の中から、特に印象に残った2冊を紹介。(^O^)
ただ、予算(文庫がほとんど)とスペース、購入のタイミングで、新旧テキトーです(^^ゞ
明日の記憶 荻原浩著
若年性アルツハイマーを疾患した主人公の、闘病の経過を書いてある。
これを読むまでは、私は恥ずかしながら、「アルツハイマーって、ただの老人ボケじゃないの?」って思ってたんだけど。
ホントはちゃんとした病気で、しかも最終的に死に至る(直接じゃないけど)病気らしい。
疾患は個人差はあるものの、早い人は40歳台からとは、他人事とは思えなかった。 怖いのは、この病気を患ったら、つい最近の記憶から無くし、ついには自分自身まで無くしてしまうことでしょう。
本書も、その症状を必至で抑えようとする主人公をリアルに書いてあり、「こういう病気には罹りたくない」と真剣に読んでしまった。
荻原浩氏の作風は、「面白く、ちょっと悲しい話」が多く、私もよく読んでるんだけど、中でもこの本は普通の生活で起こり得ることだけに、印象深い作品にでした。
RIKA(リカ) 五十嵐貴久著
ネット社会の恐怖!
とにかく怖かった......。
男と女がチャットで知り合い、出会い(強制的に!)、そして........。
チャットはやったことが無いんで、とりあえずセーフだろうけど、「こんなのが出てきたら」モノでした。
私も、最近はネットで知り合った釣り友達が増えて仲良く付き合ってんだけど、ちょっと場面が変わるとこういう可能性もネットではあると、ドキドキしながら一気に読みました。(3回読み返した)
普通の家庭を持っているサラリーマンが、友人に誘われ、ちょっと冷やかしで始めたアソビが、こういう展開になるって、フツーにありそうでホントリアルです。
知らない人で、これから読んでみようと思ってる人もいるだろうから、内容はこれ以上触れないけど、これはオススメです。
あとがきには手直しして文庫化って書いてあったけど、手直ししても現状維持か、それ以下が普通なんだろうけど、これは更に上って出来で、完成度も十分と思います。
読んでない人は是非。
また、面白い本見つけたら、紹介します。