🌿 器をより楽しんで使っていただきたく、食洗機・漂白剤使用時の色絵の器のお取り扱いについてお知らせします 🌿 


器の表面を触って絵の具の凹凸がある器は、釉薬の上から描いた上絵/色絵という技法を使っています。 

現在 キレイな色を出すのにやや強度の落ちる技法を使わざるをえなく食洗機や漂白剤の使用は避けていただいた方が無難とお伝えしていますが、絵の具製造元の有田・辻絵の具店さんから下記の内容でより詳しくお聞きしました。

ご不明な点は遠慮なくお尋ねください。 
お手数おかけしますがどうぞよろしくお願いします🙇‍♀



〈 食洗機 〉 

食洗機問題は古くから問題になっています。私のところだけでなく、共通問題として捉えていただきたいと思います。 

液体食洗機洗剤は粉末よりも表面への当たり方が優しくはありますが、問題は他にもあります。 

食洗機対応洗剤は「弱アルカリ性」「中性」があり、アルカリになると絵の具のベースとなっているフリットに影響が出るため、食洗機で使い続けると上絵/色絵の具は艶が消えていきます。 
何回洗えば症状が出てくるかは食洗機次第ですので「徐々に」ということしか言えないのですが、金彩が施された食器やクリルタルガラスには古くから注意喚起がなされていました。 

食洗機を使う場合は中性液体洗剤ならOK、液体弱アルカリ洗剤なら中性洗剤ベースに中性7:アルカリ3というように混合させる手もあります。 



〈 漂白剤 〉 

アルカリ性漂白剤についてですが、食器の内側で絵付の無い物は内部の漂白は出来ますが外絵の付いている物まで全体をドボンと浸けてしまうのは食洗機問題と同じようにアルカリに侵されてしまいますので注意が必要です。 

酸素系の弱酸性液体漂白剤を使うと過酸化水素の効果で穏やかな漂白が可能となります。



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