平成24年司法書士試験もあと少しです。
前回は,平成24年司法書士試験の記述の予想をしました。
今回は,分かっているけど,解答の際にやってしまいがちな,単純ミスを
紹介していきたいと思います。
これは,私が,実際に,合格した年に,付けていた間違いノートから,
ミスの頻度が高いものです。
また,長年,受験機関に携わってきたことで,目にしてきた,実力のある受験生が
おかした単純ミスも含めて,紹介していきます。
直前期に,単純ミスをなくすコツは,勉強時間外に,ふと思い出すことです。
そして,そのことだけを,頭に刻むことができれば,直前期から本試験までの間,
頭から引き出される可能性がぐんと高くなると思います。
このブログを,見て,単純ミスを少しでもなくしていただければ幸いです。
平成24年司法書士本試験まで,何回かに分けて,紹介していきたいと思います。
また,ランダムに紹介していきますので,系統化されていない点はご了承ください。
まずは,こちら。
≪単純ミスをなくそう その1≫
■ 相続分の譲渡の登記原因の記載について
贈与であれば,『相続分の贈与』,
売買であれば,『相続分の売買』。
分かっていても,相続分の譲渡と記載してしまいやすいので注意してください。
≪単純ミスをなくそう その2≫
■ 持分の移転の目的の記載について
共有者の持ち分が全部移転するときは,『共有者全員持分全部移転』
とすること。
分かっていても,所有権移転と記載してしまいやすいので注意してください。
≪単純ミスをなくそう その3≫
■ 持分移転について①
持分の一部なら,『何某持分一部移転』,
持分の全部なら,『何某持分全部移転』。
一部や,特に全部を書き忘れしやすいので注意してください。
≪単純ミスをなくそう その4≫
■ 持分移転について②
持分移転のときは,権利者につき『持分○分の○』を
忘れやすいので注意してください。
※ 所有権一部移転についても同様。
≪単純ミスをなくそう その5≫
■ 持分移転について③
相続の登記においては,相続分に移転する持分を乗じること。
相続分の計算に気を取られてしまい,移転する持分を乗じるのを
忘れてしまいやすいので,注意してください。
※ 所有権一部移転についても同様。
今回はここまで,次回も,引き続き,単純ミスを紹介していきたいと思いますので,
次回もよろしくお願いいたします。