【平成24年司法書士試験 論点予想①】 不動産登記法 記述



今回は,平成24年司法書士試験の論点予想として,不動産登記法の記述式の出題予想をしいこうかと思っています。


あくまで個人的な予想ですので,その点はご了承ください。



まず,記述式について,過去の司法書士試験の論点が繰り返し出題されるかについて,触れておきます。択一においては,過去の司法書士試験の問題が繰り返し出題されている点については,多くの受験生の知るところだと思います。では,記述式についてはどうなのか。この点,過去の司法書士試験の記述式の出題論点を分析すると,繰り返し出題されている論点があるのは事実です。ですが,その論点のとらえ方をどう定義づけするかによっては,まったく同じ問題はないということも言えます。結論として,私が平成24年の司法書士試験を分析する上で,過去の出題データを使用するのは,大枠での論点を周期的にとらえ,今年の大枠論点を抽出する点にあります。そして,この大枠論点から,次に,実務雑誌(登記研究,登記情報等),実務書,司法書士白書(日本司法書士連合会)等から得られる近年の登記に関する情報をもとに,どのような論点が出題されるのかを分析してみたいと思います。


ここでの大枠論点とは,所有権に関する登記や,根抵当権に関する登記といったものであり,さらに,所有権であれば,相続・合併,財産分与といった点,根抵当権であれば,相続,元本確定といった点を意味します。



では,今年の出題予想として,過去の司法書士試験の出題データから,大枠論点として,次の出題が予想されます。



所有権に関する登記として


『相続の登記』

『遺言に基づく登記』



この2つが出題される可能性が高いのではないかと予想します。



この2つの次に予想されるのが,抵当権に関して次の論点です。



『抵当権と抵当権者又は債務者の相続に関する登記』





次回はこれらが,出題される可能性が高いと考えた,私の根拠について触れ,これらの論点について,具体的内容について考察してみたいと思います。



次回もよろしくお願いいたします。