この記事をただの自己啓発や体験談として読むとスコトーマ(心理的盲点)で裏で走るアルゴリズムや意図を見逃します。ご注意!

@裏で走るアルゴリズム。物事は表面だけを観ていてはいけないよ。
タイトルは元ライブドア社長の堀江貴文さんの著書「ゼロなにもない自分に小さなイチを足していく」の印象に残ったページから。
ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく/ダイヤモンド社

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この記事は岐路に立つあなたに送ります。「なかだ」のような経営者でなくても、僕らは今この瞬間に決断の連続ですから。
この書籍は去年11月の開業コンサル1期の参考書籍としてブログに何度か登場していました。
堀江さんとは直接お話したことはありませんが、4月某日リッツカールトン東京のラウンジで席について周囲を見渡すと1m横の席に出版社と打ち合わせをしている堀江さんがいました。
ほんの数十分一緒の空間にいただけで、厳しさと本気度が伝わってきました。
出版社の人にこれはこうした方がいいと時に声を荒げながら真剣でしたから。また、一秒でも暇があればiPadで別の仕事をしていたので、時間を大切にしている人というのがよく分かりました。
小さな縁があったなぁと思っています。
「なかだ」はお金にあまり興味はありませんし、人の支配にもあまり興味がありませんし、他人のビジネスもあまり興味がないし、ブランド品に包まれるのもあまり興味がない、俺TUEEEEEEEEEEEE!俺SUGEEEEEEEEEEEEEEEE!にもあまり興味がないですし・・・、
例えば、俺TUEEEEEE!俺SUGEEEEEEE!の空しさはオンラインゲームでトッププレイヤーだった頃に体験しています。
「はいはい、すごいねー。(冷めた目)」って思っちゃいますからね。
何故この仕事をやっているか?と言われると、一言「面白いから」でしょう。
「なかだ」にとってはブログを書くのも楽しいし、セッションも面白いし、クライアントさんが稼げるようになったり、実力がついていってくださるのが楽しいわけです。
逆に、上手く成果がでないときは必死に考えて課題をクリアしていくのが面白いのです。
この書籍「ゼロ」をただの自己啓発や体験談として読むとスコトーマ(心理的盲点)でホリエモンの裏で走るアルゴリズムや意図を見逃します。
我々は一流の思考や方法論やお金の稼ぎ方が、目があっても目が悪いから観えません。ホリエモンがこの書籍で一通り書いてくれています。MAPがあれば観えますし、無ければ観えません。
物事に対する認識の変化の宝庫のような書籍ですが、system1(直感)や身体に落とし込んで欲しいと思います。
しっかり読み込めば、コーチング理論、現代哲学とも矛盾しないことが分かるでしょう。
認識のポイントは強引に言えば、3つあります。
・能動的、ノリのよさ、仕事の意識が変わったから働き方が変わりお金から自由になった、最初っからできないと思う、自分に将来に自信がないから貯金に走る。
これは一重に体感としてのエフィカシーの問題です。エフィカシーが低いから写像としてこれらの現象が起きてきます。
・ゼロからイチ、二、その後は、掛け算であるということ
シグモイド曲線のような成長曲線の話。コンサルでいえば月商30万円までが難しく、以降は掛け算であるということ。はじめは皆がゼロにイチを足しながら。

・お金とは信用である。お金はもらうものではなく、稼ぐもの
お金の認識に対する変化について。お金をもらうものだと思った瞬間に能動的ではなく、受動的な態度になります。現代社会においてお金をもらうものと考えると色々と矛盾していきます。
まず会社員でも、主婦でも、お金は稼ぐものとして捉えて動いて下さい。また、時給800円や月収30万円などは能力などに対する信用と捉えるといいでしょう。
それに準ずる仕事をしますよ、付加価値を世の中に創造しますよ、ということです。
●つまり、「掛け算の答え」を求めているあなたはいま、「ゼロ」なのである。そして、ゼロになにを掛けたところで、ゼロのままだ。物事の出発点は「掛け算」ではなく、必ず「足し算」でなければならない。まずはゼロとしての自分に、小さなイチを足す。小さな地道な一歩を踏み出す。ほんとうの成功とは、そこからはじまるのだ。
●経験とは、経過した時間ではなく、自らが足を踏み出した歩数によってカウントされていくのである。
●チャンスだけは誰にでも平等に流れてくるものだからだ。目の前に流れてきたチャンスに躊躇なく飛びつくことができるか。そこが問題なのである。僕はこの「チャンスに飛びつく力」のことを、向上心とか目的意識とか、そんな堅苦しい言葉で語りたくはない。もっとシンプルな、人としての「ノリのよさ」だと思っている。フットワークの軽さ、好奇心の強さ、そして、リスクを承知で飛び込んでいける小さな勇気。それらの総称が「ノリの良さ」だ。
●チャンスの見極め方がわからない?桃と葉っぱの見分け方がつかない?僕に言わせるとその発想がすでに「ノリの悪さ」を表している。チャンスを見極める目なんて必要ないのだ。少しでも面白いと思ったら躊躇せず飛び込む。
●大金を手に入れたら、リタイアして南の島でのんびり遊んで暮らす。要するにそれは「カネさえあれば、仕事なんていますぐ辞めたい」という話だし、裏を返すと「働く理由はカネ」ということなのだろう。・・・僕の信念とは正反対とも言える考えだ。今も昔も、僕はお金がほしくて働いているわけではない。自分個人の金銭的な欲望を満たすために働いているわけではない。そんな程度のモチベーションだったら、ここまで忙しく働けないだろう。
●お金(給料)とはもらうものではなく稼ぐものである。たとえば、会社員であっても、自らの給料を稼ぐ意識を持たなければならない。給料をもらう時代はもう終わった。
●儲けるために働くのではなく、お金から自由になるために働こう。それはたくさんのお金を得たからではない。仕事に対する意識が変わり、働き方が変ったから、お金から自由になれたのだ。
●やりがいとは「見つける」ものではなく、自らの手で「つくる」ものだ
●アクションを起こさないのは何故か?理由はひとつしかない。最初っから「できっこない」とあきらめているからだ
●貯金がないと不安だと思う人は多い。何故不安なのか?僕の答えはひとつ。自分に自信がないからだ。自信がないから将来の自分が不安になる。その不安を貯金で穴埋めようとする。その根底にあるのはカネさえあればどうにかなる、というお金への妄信だ。
●お金とは「信用」を数値化したものである。ほんとうに困ったとき、人生の崖っぷちに追い込まれたとき、失敗してゼロに戻ったとき、あなたを救ってくれるのはお金ではなく、信用なのだ。
●責任が発生しないうちは、ほんとうの意味での自由も得られないのだ。
●他者の足を引っぱろうと思ったことは、一度としてない。
●昨日よりも今日の世界が、今日よりも明日の世界がよくなると、本気で信じている。
何にせよ、「なかだ」はマクロミクロ経済学、行動経済学、認知科学、etc・・・様々な学問を学んでいますが、ホリエモンのこの本は日々の決断のMAP(灯火)にはなるのではないでしょうか。
少なくとも、100冊に1冊の「なかだ」の人生を大きく変える力となった本です。
我々は後悔のないような決断をしていきたいですね。
目的がお金じゃないとしたら、あなたは何のために働きますか?
そして、何故働くのですか?
サイモンシネックのゴールデンサークル!って言いたくなりますね。(start with why)
「はたらこう。」
WHYから始めよ!―インスパイア型リーダーはここが違う/日本経済新聞出版社

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