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桃花節プロジェクト公式Blog

、日本の織、染め、色彩、刺繍、柄を通して見えるストーリーと、日本人の心。この着物文化をアップサイクルした洋服を通して、わかりやすく世界中の人たちに伝えるベく「ファッション×演劇」を融合した作品を創り続けています。

【ラビリンス】
演出:小林宏治
パフォーマー:4-sen
「ザ•ハッピーヴァレイ」をラビリンス(迷宮)に見立てて作ったプログラムです。
ラビリンスに迷い込んだ登場人物達が、
その中で動き回る様をサスペンス風に描いています。
美しいペルシャ絨毯の中、
どこか異空間を感じさせる不思議で迫力ある作品になりました。



パフォーマー:松永真紀(4-sen)
衣装:立涌文 絞りのドレス
ジュエリー:Manna, Original Silver Jewelry
【立涌】
奈良時代に中国から伝わったと言われています。
さらにササン朝様式の影響も受けていると思われます。
曲線が近づいては戻り、離れてゆく・・・
親しくなりすぎず、かと言って離れすぎない長く続くおつきあい。友人・親友。

また、この「立涌」に思いを馳せると、今回会場を彩った「ペルシャ絨毯」とは、まさにこの友人のよう。
226~651年にわたって栄えたササン朝ペルシャ時代には、シルクロードを経由して、遠く日本とのつながりも生まれました。
日本では卑弥呼の時代、魏帝から絨毯らしい織物をプレゼントされた模様(『三国志』「魏志倭人伝」)。



パフォーマー:福原知美(4-sen)
衣装:鳩柄のドレス
ジュエリー:Manna, Original Silver Jewelry
【鳩柄】
平和の象徴をされている鳩、
鳥は精霊の使いとして、幸せを運んでくるといわれています。




パフォーマー:長谷川みつか(4-sen)
衣装:大島紬のミニワンピース
ジュエリー:Manna, Original Silver Jewelry

【大島紬 龍郷柄】
着物の中で、現在でも人気で有名なものです。
蘇鉄の葉とハブを文様化したものだそうです。
自然豊かな南の奄美大島を表現したもの。
自然の中からの生まれた一つのデザインが
いつまでも色あせないデザインとして、多くの人がこのテーマをデザインしていき、それがいつしか伝統となっていきました。
この龍郷柄は娘が嫁に行くときにも持たせたものとのこと。
故郷を表現した柄を持たせる。親心。