周南市の山道を走っていますと、それはそれは見事なまっかな赤い実をつけた巨木に出逢いました。樹高は10m~15mありますが、その全体からブドウのように真っ赤な実がぶら下がっているのです。思わず車を止めて見とれていました。
もちろん、初めてのことで名前も知りませんでした。
遠く、山の上にもこのような赤い実を付けた樹木が点在していたので、同じ品種でしょう!
調べてみるとイイギリ(飯桐)という名の実です。
生食できるが、まずいとのこと、野鳥も残しているのですかね?
飯桐の名づけは、この樹の葉で飯を包んだことからだそうです。
《2023.1.14 周南市 東郭》
イイギリの見事な赤い実!
わが国の本州から四国・九州それに台湾や朝鮮半島、中国に分布しています。幹は真っ直ぐに伸び、大きな枝が放射状に出ます。樹皮は灰褐色で平滑です。葉は大きくて長い柄があり、互生します。雌雄異株で、4月から5月ごろ、円錐花序を出して下垂します。花弁はなく、黄緑色の萼片があります。10月から11月ごろ、球形の果実が橙赤色に熟します。材は器具や下駄に利用されます。名前は、むかしこの葉でご飯を包んだことから。
☆イイギリ科イイギリ属の落葉高木で、学名は Idesia polycarpa。
イイギリの見事な赤い実!
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