新型コロナウイルス感染は、世界中に広がり、昨日までの感染者は1,000万人を越え、死者は5.0万人
を越えてきました。米国では、社会経済活動再開に伴って、また、感染者が急増しております。
また、中国政府は28日、食品卸売市場で新型コロナウイルスの集団感染が発生した北京市で、27日に新規感染者14人を確認したと発表した。 北京の11日以降の感染者は計311人となった。これ以外に、上海市などでは海外からの入国者3人の感染が27日に判明したとも発表しています。
中国の場合は、北京近郊で50万人対象にロックダウンにしました。これなど第2波としてもいゝのではないかと思いますが、新型コロナウイルスのしたたかさが如実に現れていて、武漢市などのコロナ株は
絶滅したと言ってもいいほどだったのに、油断も隙もあったものではありません。
《2020.6.30 周南市 東郭》
日本でも新型コロナウイルス感染を抑え込んでいるというより、あと一歩のところで、なかなか
感染者が減りません。
【国内新型コロナ感染者】
30日はこれまでに東京都で54人、神奈川県で31人、空港の検疫で6人など、全国で合わせて138人の感染発表がありました。
死者の発表はありません。
【東京都 新型コロナ感染者】
東京都は30日、都内で新たに54人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。1日の感染の確認が50人を超えるのは5日連続です。
54人のうち20代と30代は合わせて26人で、全体のおよそ半数を占めています。また、54人のうち、26人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、28人は今のところ感染経路がわかっていません。
また、54人のうち15人は、夜の繁華街のホストクラブやキャバクラ店の従業員や客などだということです。
【神奈川県新型コロナ】
横浜市は30日、男女28人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表しました。このうち26人は市内のホストクラブの従業員が占めていて、市は繁華街で夜間に営業する接待を伴う飲食店などで感染が広がっているおそれもあるとして注意を呼びかけています。
この他、さいたま市でキャバクラなどで12人の感染など、一向に歯止めがかからない現状で7月を迎えることになり、誠に残念なことです。
当初、梅雨の時期になり気温が上昇してくる頃には、新型コロナウイルス感染は、収まると言われて
いましたが、いまや、世界中がパンデミックになっている状況です。
各種会合・後援会・スポーツなど次々中止が発表され、最高10月分まで中止になっています。
では、11月になればなんとかなるという保証はありません。寧ろ秋になって気温が下がって来ると、
新型コロナウイルスも再び息を吹き返すことだってあります。
それにても、来年は東京オリンピック開催がありますが、来年に持ち越すことになれば、もう、日本の
コロナ感染状況はともかく、世界中の国々はコロナ感染があまりにも酷く、日本へ来て競技をする気力
さえなくなります。各国の選手団も日本へ訪問することを是とするかどうかも心配です。
東京オリンピックにむけて、コロナ感染症対策が完全以出来ていなければ、開会式や選手村の開村すら
できません。というより、オリンピックに拘っているのは、日本の一部とIOCだけであって、人の命の方が
大事なのは、自明の理であります。
関係者は、一日も早く、コロナ対応下でオリンピック開催が可能かどうか検証して、開催国日本としての
意見を発信して、世界の了解を得るべきです。


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