新型コロナウイルスの感染者は、今日現在、中国を中心とするアジア各国の増加率は鈍化して
います。アジアに変わって、今、欧州が中心地となり、連日の感染者及び死者の増加が報告されて
います。
3月16日の感染者数及び死者数をまとめて見ますと、
感染者数の多い国と死者 (16日2時現在)
1.中国が8万844人(3199人)
2.イタリアが2万4747人(1809人)
3.イランが1万3938人(724人)
4.韓国が8162人(42人)
5.スペインが7753人(288人)
厚生労働省によりますと、16日午後6時半現在、北海道、新潟県、群馬県、兵庫県、滋賀県で
新たに合わせて8人の感染確認が発表され、日本で感染した人などは812人。
このほか、クルーズ船の乗客・乗員が712人、チャーター機で帰国した人が14人で合わせて1538人。
このうち死亡したのは、国内で感染した人が25人、クルーズ船の乗船者7人の合わせて32人です。
中国では、武漢の封鎖は続いているものゝ、新型コロナウイルス感染症が治癒し退院する患者に
病院関係者がお祝いの花束を贈るなどの映像を流しています。また、体育館のような処でベットに
寝かされていた患者も居なくなり、後片付けをする姿なども見ることが出来ます。
中国政府は、新型コロナウイルスに打ち勝ったことを印象付け、一日も早く収束したと宣言するのが
課題のようです。しかし、武漢から発生したという負い目は、感染者が全世界に広がっている現実を
考えると、コロナウイルスをやっつけたと威張ってばかりでは、各国にたいして通用致しません。
習近平の訪日も日本の新型コロナウイルス感染者発生が止まらないようであれば、主席側も日本側も4月上旬の予定は延期せざるを得ないのですが、その先は全く不透明であります。
日本も各学校を春休み終了迄としたのは、いゝのですが、新学期が開設できるかどうかが最大の
課題であります。
今のニュースで、毎年5月5日に岩国基地で開かれる日米親善デーは中止になったそうです。
ということは、もう、5月の行事迄に人が集まることを止めるということになります。
という事は、東京オリンピックの予定通りの開催が非常に微妙になったことを意味します。
ギリシャでのオリンピック採火式は、見学者無しで行われ聖火リレーに移りましたが、ギリシャオリンピック委員会は、僅か2日で中止を余儀なくされました。大会組織委は、日本では26日から予定通り
行うとしており強気です。
それよりも、現在世界100ヶ国までに広がっている新型コロナウイルス感染拡大で、各国が東京に
選手団など送って来れるかどうかです。東京も世界中からやって来る選手団や役員・応援団が
新型コロナウイルスに感染していない確証がなければ入国を許可できない訳で、これは現時点では
不可能に近いと思います。選手村で選手諸君の感染というようなことは絶対あってはならないから
です。新型コロナウイルスを完全に撲滅するワクチンが開発されて、実効が確認されればいゝのですが、それは最短でも一年を要するそうです。
これと並んで重要なことは経済の先行きです。日銀は今日金融政策決定会合を前倒しして金融緩和
に踏み切りました。新型コロナウイルス感染による景気の悪化を食い止めるためとしています。
アメリカFRBもこれに先立って事実上のゼロ金利政策と量的緩和を同時に導入することにしましたが、
どこも新型コロナウイルス感染に対しての経済悪化の規模が把握できない状態では特効薬となるか
どうか不安でもあります。
とは言っても、今、世界中が新型コロナウイルス感染と戦っている中、世界中が協力して対応しなければなりません。特に東京オリンピックが予定通り進むよう努力するしかないのです。
日本も開催国だからと言って中止だとか延期だとか言う必要は全くありません。
東京オリンピックは必ずやるんだという信念で動いておれば、あとはIOCやWHOが最終判断を出すことになるからです。
しかし、この問題はやく終わってくれなければ、子供たちが可哀そうですよねぇ~


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