2020出雲探鳥紀行(1)ミサゴ | 周南市 東郭の世界

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出雲市の宍道湖西岸を探鳥の候補地に選んだのは、昨年の10月であった。

最初から、コハクチョウやマガンなど周南市では目に出来ない野鳥に出逢ってすっかりハマってしまった。なにしろ、一つの田んぼ全体にマガンやコハクチョウがいっぱい居て犇めいているのである。

彼らは、夕方になると宍道湖や斐伊川河口に戻って休む。この時は、空いっぱいを覆い尽くす光景

が見られる。自然の壮大さを実感できる。観光の為のバスが出るほどである。

昨年は3回探鳥に出掛けたが、その度に新しい発見と感動があり、夢にまで出る始末であった。

令和2年となり、3月11日に遂に出雲宍道湖への探鳥が実現した。

 

                                        《2020.3.15 周南市 東郭》

 

 

強風のなかミサゴが10羽くらいホバリングしている。

 

宍道湖に到着すると、強風の中、ミサゴが風に向かってほゞ停止し、浅瀬を探っている。

 

約10羽のミサゴは、葦の間の魚を狙っているらしい。

 

 

 

 

 

 

強風のなかミサゴが10羽くらいホバリングしている。

 

ミサゴの空中停止は、驚くほどの技術である。無風の時は、ホバリングするも羽ばたくが、今日の

 

場合は、まったく風に乗って羽ばたきもせず空中停止するのである。

 

 

 

 

 

 

 

強風のなかミサゴが10羽くらいホバリングしている。

 

宍道湖とは?

 

位 置                   北緯35度26分/東経132度57分

標 高                   0.3m

面 積                  7910ha

湿地のタイプ         汽水湖

保護の制度          国指定鳥獣保護区特別保護地区

所在地                島根県 松江市、出雲市

ラムサール登録          2005年11月

 

 

 

 

強風のなかミサゴが10羽くらいホバリングしている。

 

湿地の概要

 宍道湖は、島根県東部の斐伊川水系の下流部にある天然湖で中海を通じて日本海とつながって

  いるため塩分濃度が海水の1/10程度ある汽水湖である。
 広さは約7910haで国内7番目の面積を有する湖である。水深は平均4.5m、最深で6mと面積に

  比べ水深が浅い。
  汽水という特殊な環境により淡水性および海水性の両方の動植物が生息する多様な自然環境を

  有する。

 

 

 

ヒドリガモ?

 

自然

 ヤマトシジミ・シンジコハゼ(1984年に日本の新しいハゼとされる)・ウナギなど汽水湖固有種を

  はじめ、約80種類の魚介類が確認されています。
 毎年のように冬には、マガンは3000羽を超え、キンクロハジロやスズガモなどカモ類は約40000羽    が渡来し、また宍道湖西側の斐伊川河口周辺には、秋冬にはマガン、コハクチョウ、カモ類、猛禽      類・春秋は水田でシギ、チドリの群れが見られます。宍道湖一帯では、200種類以上の鳥類が確認    されています。
  植物:ヨシの群落・ガガブタ  昆虫:ナゴヤサナエ(トンボ)

 

 

 

強風のなかミサゴが10羽くらいホバリングしている。

 

ラムサール条約とは?

 正式名称:特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約(Convention on Wetlands of International Importance especially as Waterfowl Habitat)

 

 

 

 

強風のなかミサゴが10羽くらいホバリングしている。

 

概要

 

1.背景

 湿原、湖沼、干潟等の湿地は、多様な生物を育み、私たち人間に飲み水や安らぎを与え、水鳥の生息地としても非常に重要です。しかし、湿地は干拓や埋め立て等の開発の対象になりやすく、湿地の破壊をくい止める必要性が認識されるようになりました。湿地には国境をまたぐものもあり、また、水鳥の多くは国境に関係なく渡りをすることから、国際的な取組が求められ、そこで、特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地及びそこに生息・生育する動植物の保全を促し、湿地の賢明な利用を進めることを目的として、1971年2月 2日、イランのラムサール(カスピ海沿岸の町)で開催された「湿地及び水鳥の保全のための国際会議」において、本条約が作られました(1975年12月21日発効)。

 

 

 

強風のなかミサゴが10羽くらいホバリングしている。

 

2.締約国がとるべき措置

(1)各湿地の管理計画の作成、実施(保全と賢明な利用の推進)
(2)各条約湿地のモニタリング、定期的な報告
(3)湿地の保全に関する自然保護区の設定
(4)湿地の保全管理に関する普及啓発、調査の実施

 

 

3.締約国・条約湿地

 2018年12月現在、締約国数170か国、条約湿地数2,334箇所が登録されています。

 

 

 

 

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