美しいイソヒヨドリの雄を島田川河口で撮りました。
イソヒヨドリは、海岸通りの防波堤の上でよく見かけますが、近年、内陸部までも生息範囲を
広げているようです。私もJR京都駅の屋上や和歌山の熊野本宮でも見ました。
我が家の屋根にもイソヒヨドリ♀がよく止まっています。
青い鳥は、カワセミやオオルリ、ルリビタキなど居て、いずれも魅力的です。
《2019.8.2 周南市 東郭》

イソヒヨドリ♂
イソヒヨドリ(磯鵯) Monticola solitarius は、スズメ目、ヒタキ科に分類される鳥の一
種。アフリカとユーラシア大陸に広く分布する鳥で、和名どおり海岸や岩山などで多く見ら
れる。磯や岩場に多く生息していて、ヒヨドリに似ていることからこの和名がついている
が、分類上はヒヨドリ科ではなくヒタキ科でまったく別の鳥である。

イソヒヨドリ♀
分布
アフリカからユーラシア大陸、インドネシア、ニューギニアまで広く分布する。

イソヒヨドリ♂
形態
体長は23cmほどで、ヒヨドリよりは少し小さい。体色は亜種によって異なるが、日本に分布する亜種イソヒヨドリ M. s. philippensis では、オスは頭から喉および背部が暗青色、胸腹部がレンガ色のような赤褐色、翼が黒と鮮やかに色分けされる。一方、メスは全身がやや暗青色を帯びた茶褐色で、鱗のような模様があり、雌雄の区別は容易であるが、若鳥のオスは、メスの個体と近似の羽色をしており雌雄の区別がしづらい。繁殖期が近づくと、正面の腹の下部からだんだん赤褐色に変色していく。

イソヒヨドリ♂
生態
イソヒヨドリは世界的には標高2,000-4,000mの高山の岩石地帯に生息する鳥である。
しかし、日本では磯や港など海岸周辺が主要な生息地域であり、内陸部でも見かけることがある。近年では都市部にも生息するようになり、電線や看板に留まっていたり、住宅地やビルの間を飛び回る姿を見かけたり、鳴き声を聞くことができる。
おもに地上で餌を探し、甲殻類や昆虫類、トカゲなど、いろいろな小動物を捕食する。単独行動で、群れは作らない。 春にはツグミ科特有の声量のある美声でさえずる。その声音と節回しは複雑である。 また、イソヒヨドリは繁殖期以外でも天気の良い日はさえずることが知られている。
通常は岩陰などの岩の隙間等に営巣するが、都市部ではビルの屋上、屋根の隙間、通風口などに営巣して人々を驚かせることもある。
産卵は地域により差があるが本州では5月初旬ごろ行われる。巣は枯れた雑草などの寄せ集めである。通常、5、6個程度の卵を産む。雛は濃い鼠色をし、2週間程度で巣立つ。この間、雄雌が交代で餌を運ぶ。《出典:Wikipedia》

イソヒヨドリ♂