周南市の太華山は標高362mの山ですが、その眺望は素晴らしく德山湾・徳山市街・笠戸湾・
下松市内・笠戸島・光市虹ケ浜など360度のパノラマ風景が楽しめます。
徳山(周南市)は、毛利就隆公が1650年下松から邸宅を移して、徳山城(徳山陣屋)を構えま
した。徳山藩の初代藩主が毛利就隆公であり、3代藩主の毛利元次公は、朝夕太華山の仏像に
向かってお祈りをされたという遙拝石が陣屋跡(徳山動物園内)に残っています。
その仏像というのは、いまも山頂にある不動尊だと思いますが、戦時中一時避難させて、
高射砲陣地が設営されました。徳山は、旧第3海軍燃料廠がありましたので、この設備を
米軍から守るのが目的だったのです。その効果のほどは判りませんが、徳山市街はB29の
攻撃を2度に渡って受けてほゞ焼け野原になりました。
そのときから、73年経過し徳山の町は見事に復興し、周南コンビナートの景色が山頂から
眺望できます。太華山山頂からは、新幹線や山陽高速道も見えて発展の様子が分かります。
《2019.2.6 周南市 東郭》
周南市街
瀬戸内海国立公園 太華山
鉄幹歌碑
鉄幹歌碑
”彼のあたり二十の前の我を知る
蛇島 仙島 黒髪の島” 与謝野鉄幹
鉄幹歌碑の説明板
櫛ヶ浜・久米・桜木・城ケ丘・徳山大学・徳山高専
久米地区、山陽新幹線、山陽道徳山東IC