山口県の須佐ホルンフェルスは、マグマの熱変成作用を受けた白と黒の層が織り成す自然の造
形美が美しく、高さ約15mの断崖は自然の偉大さを感じさせるもので、日本地質百選にも選
定されています。これは、北長門国定公園の中の須佐海岸解説文ですが、山口県の山陰海岸
線は、誠に美しい海岸景色です。7月13日、久しぶりに須佐ホルンフェルスへ行って参りまし
たので、以下その写真をUPします。
《2018.7.15 周南市 東郭》

北長門海岸国定公園の美しさは、宮城県の松島に匹敵すると言われますが、忘れてならないの
は「須佐」という地名です。今は、此処で獲れるイカを「須佐男命いか」として売り出してい
るくらいですが、元々素戔嗚尊と密接な関係がある場所であろうと思っています。ヤマト政権
が出来る前の2世紀、出雲族の首長が素戔嗚尊ですが、かれは、出雲から北九州までを支配
していました。宗像三女神は、彼の娘ですが、出雲政権がこの線上に活躍していました。
そして、その往来は船であり、交易により鉄文化を発展させました。彼の父は新羅からの渡来
人とも言われていますが、この新羅・宗像・出雲が交易のトライアングルであり、この須佐も
古代は、この交易により発展した地区(港)であることに間違いありません。
日本古代の謎の出雲族とその地域は、もはや神話そのものになっていますが、歴史ロマンと
してまだまだ物語が在る筈です。

須佐湾(すさわん)は山口県萩市(旧須佐町)にある、日本海に面する小湾。国の名勝及び
天然記念物に指定されており(1928年)、北長門海岸国定公園を代表する景観の一つ。湾の
内部は穏やかな入り江が見られる一方で、外部は断崖が連続し、特徴的な縞模様で知られる
須佐ホルンフェルスがある。《出典:Wikipedia》

ホルンフェルス
須佐ホルンフェルス(ホルンフェルス大断崖・ホルンフェルス大断層)
須佐湾奥から北に5キロメートルほど進むと海岸沿いに見られる海食崖。須佐ホルンフェルス、または単純にホルンフェルスと呼ぶことも多い。ホルンフェルスとは変成岩の一種であり、マグマの熱などによって砂岩や頁岩が深成岩と接触変成したもの。2007年、日本の地質百選に「須佐ホルンフェルス」として選定された。「大断崖」ではあるが、断層ではないため、「大断層」の呼称は地質学的には誤り。
畳岩は灰色と黒色の縞模様で知られ、一帯を代表する景観である。これは1400万年前に、砂岩と頁岩の互層が斑れい岩マグマの熱によって再結晶化して生じたものである。
《出典:Wikipedia》

ホルンフェルス

山島と四ツ瀬

白石

黒瀬

地島

沖ノ島


海苔石園地

海苔石園地


